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MotoGP第14戦決勝、ペドロサが圧勝

2012年10月01日(月)10:21 am

現地時間午後2時(日本時間午後9時)に始まった第14戦アラゴンGPの決勝は、D・ペドロサ(レプソル・ホンダ)が優勝。今季4勝目を達成し、チャンピオン争いの希望を、終盤4戦につないだ。

レース序盤は、J・ロレンソ(ヤマハ・ファクトリー)が優勢に進めた。ホールショットを奪ったロレンソは、6周目までトップを維持したものの、その後はペドロサが先頭を奪取。ペドロサは周回ごとに着々とロレンソとの差を開き、最後は6.472秒という大差でチェッカーを受けた。3位争いも熾烈を極めたが、最後はA・ドヴィツィオーゾ(モンスター・ヤマハ Tech3)がチームメイトのC・クラッチローを僅差でおさえ、今季6回目の表彰台を獲得した。CRT勢では、A・エスパルガロ(パワーエレクトロニクス・アスパル)が最上位の10位でフィニッシュ。ポイントランキングでも、チームメイトのR・デ・プニエまで2点差に迫る総合13位につけている。

晴天に恵まれた今日の決勝日は、路面温度が昨日の同時刻よりも上昇した。そのため、3名を除く全選手が、フロント用に硬め選択肢のエクストラハードコンパウンドのタイヤでレースに臨んだ。リア用タイヤに関しては、全選手が昨日の予選と同様に柔らかめ選択肢のミディアムコンパウンドを装着した。アラゴンGPで左右非対称のリアタイヤを投入するのは今回が初めての試みだったが、良好なタイヤパフォーマンスを見る限り、幅広い状況に充分対応できたといえるだろう。

ペドロサは今回の勝利により、ロレンソとのポイント差を5点縮めて33とした。シーズンはまだ4戦を残しており、チャンピオンの行方はさらに予断を許さない。次戦第15戦はいよいよ日本GPだ。10月12日(金)に、栃木県のツインリンクもてぎで熱い戦いの火蓋が切って落とされる。

青木信治-株式会社ブリヂストン モータースポーツタイヤ開発マネジャー
「昨日までの天候からは一転して今日は晴天に恵まれ、決勝レース時の路面温度は今回のレースウィークで最も高くなりました。そのため、3名を除く全選手がフロント用タイヤに硬めコンパウンドを選択するという結果になりました。リアに関しては、全選手が柔らかめコンパウンドを装着していました。
 総じて、決勝レースのタイヤパフォーマンスは満足のいく内容でした。優勝を飾ったダニはサーキットのラップレコードこそ更新しませんでしたが、総レースタイムでは昨年の記録を7秒も短縮しています。つまり、レース全周回を通じてグリップレベルが安定していたといえるでしょう」

今回の全ライダーへの供給タイヤ
[スリック]
フロント-ソフト、ミディアム、エクストラハード
リア(左右非対称)-ミディアム、ハード
[ウェット]
ソフト(メイン)、ハード(予備)

(ブリヂストンのプレスリリースより)

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