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MotoGP第14戦予選、ロレンソが母国でポールポジション獲得

2012年10月01日(月)10:19 am

シーズン3回目となるスペインのレース・アラゴンGPが、同国モーターランド・アラゴンで開された。土曜午後13時55分から1時間にわたって行われた予選では、地元スペイン出身のJ・ロレンソ(ヤマハ・ファクトリー・レーシング)が1分49秒404のタイムを記録し、ポールポジションを獲得した。シーズン5度目のポールポジションスタートとなるロレンソは、明日の決勝レースで今季7勝目を狙う。

0.088秒の僅差で2番グリッドについたのは、同じくスペイン人のD・ペドロサ(レプソル・ホンダ・チーム)。ペドロサは、予選開始早々に転倒を喫したものの、その後のセッションで集中力を途切れさせることなく、最後から2周目の周回で1分49秒492の自己ベストタイムを記録した。フロントロー3番グリッドはC・クラッチロー(モンスター・ヤマハ Tech3)。こちらも、ペドロサから0.084秒という僅差のタイムだった。CRT勢の最上位は、A・エスパルガロ(パワーエレクトロニクス・アスパル)。トップから1.678秒差の1分51秒082を記録し、11番グリッドから明日のレースに臨む。

今日の予選は、今回のレースウィークで初めてのドライセッションになったが、路面温度は低く、コンディションも理想的とはいえない状態だった。選手たちは、ウォームアップ性能とトラクションを最大限に引き出すために、前後とも柔らかめ選択肢のミディアムコンパウンドで走行した。明日の決勝レースでも、前後ともこの組み合わせが好まれそうな状況だ。ただし、天候次第で温度が上昇するようなことになれば、選手によっては、フロント用に硬め選択肢のエクストラハードコンパウンドを装着する可能性もある。

明日のレースは、現地時間午前9時40分(日本時間午後4時40分)にウォームアップ、決勝レースは午後2時(日本時間午後9時)にスタートし、全23周で争われる。

青木信治-株式会社ブリヂストン モータースポーツタイヤ開発マネジャー
「今朝のフリープラクティス3回目までの全セッションはウェットでしたが、午後の予選になってようやくドライコンディションになりました。とはいえ、昨年のアラゴンGP予選と比較すると路面温度は25℃も低く、理想的とはいえないコンディションでした。このような状況から、選手たちはいずれもフロント・リアともに柔らかめのコンパウンドで予選に臨みました。
 明日のレースも、今日の午後と同じような温度条件になるとすれば、決勝のタイヤ選択も予選と同様になると思われます。明日の午前のウォームアップでは、自分のライディングスタイルとのマッチングを見極めるために、フロント用に硬めコンパウンドを装着してみる選手もいるかもしれません。とはいえ、明日も今日のように冷えたコンディションになるとすれば、それを試してみる選手がいるのかどうか予想がつかない、というのが正直なところです」

今回の供給タイヤ:
[スリック]
フロント-ソフト、ミディアム、エクストラハード
リア(左右非対称)-ミディアム、ハード
[ウェット]
ソフト(メイン)、ハード(予備)

(ブリヂストンのプレスリリースより)

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