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ハミルトンと同等であることが契約で保証されているロズベルグ

2012年10月01日(月)22:36 pm

2013年から、新たなチームメートとしてルイス・ハミルトン(現マクラーレン)を迎えることとなったメルセデスAMGのニコ・ロズベルグが、自分がセカンドドライバーの役割を担うことはないと主張している。

ロズベルグとハミルトンは、カートレースをしていた子供のころにはチームメートとして一緒にレースをしたこともあり、お互いのことをよく知っている間柄だ。その2人が来年からはF1の舞台でチームメートになる。

ロズベルグは、2010年に過去7度F1チャンピオンに輝いた実績をもつミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)が同チームからF1に復帰して以来、常にシューマッハをしのぐ成績を残してきた。だが、ロズベルグにとって同年代のハミルトンをチームメートとして迎えることは、より一層不安にならざるを得ないところだろう。

だが、ハミルトンの「ナンバー2」ドライバーになってしまうことを心配していないか、とドイツの『Bild am Sonntag(ビルト・アム・ゾンターク)』紙に尋ねられたロズベルグは、「全然していないよ」と答え、さらに次のように続けた。

「状況はわかっているよ。ルイスは強敵になるだろうけど、喜んでこの状況を受け入れるよ」

「彼(ハミルトン)は現時点ではトップクラスのドライバーだよ。でも互角の勝負ができると信じている」

ハミルトンのメルセデスAMGへの移籍が明らかとなって以降、チーム代表のロス・ブラウンも、親会社メルセデス・ベンツのモータースポーツ責任者であるノルベルト・ハウグも、2008年シーズンのF1チャンピオンであるハミルトンがメルセデスAMGで「ナンバー1」として扱われることはないと主張している。

このことについて尋ねられたロズベルグは次のように語った。

「それはいいことだ。それに、僕の契約の中には、たとえそれが誰であろうと、常にチームメートと同じ扱いを受けると記されているんだ」

だが、マクラーレンでは2007年に、その年からチームメートとなったフェルナンド・アロンソ(現フェラーリ)とハミルトンが激しくぶつかりあっていたという事実がある。そしてアロンソは結局3年契約を1年で破棄し、マクラーレンを去っている。ロズベルグは同じようなことが今度はメルセデスAMGで起こるのではないかと心配していないのだろうか?

「僕らは2人ともそうならないようにするだけの賢さはあると思うよ」とロズベルグはほほえみながら答えた。

さらに、今回メルセデスAMGから押し出される形となったシューマッハに対して、「気の毒だ」というような気持ちはあるか、と尋ねられたロズベルグは、「いいや」と笑いながら答え、次のように続けた。

「シューマッハは続けたいのかそうではないのか、はっきりしていなかったんだ。でも、メルセデス側としては選択をしなくてはならなかった。それに、ともかく、ミハエル自身が自分は不幸だとは思っていないって言っているんだからね」

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