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F1フランスGP復活へ後ろ向きな政府

2012年09月27日(木)11:07 am

フランスGPの復活を目指す計画が、窮地に立たされている。

先日、ポール・リカール・サーキットとマニ-クール・サーキットが、2008年以来となるフランスGP開催を目指して正式にフランスのモータースポーツ統括団体FFSA(フランス・モータースポーツ連盟)に申請書を提出したことが明らかになった。

しかし、フランスのスポーツ大臣バレリー・フルネーロンは今週、レースに対する政府からの財政援助や保証を認めず、この計画に強烈な打撃を与えた。

スポーツ省は、大臣が「F1グランプリを計画することは国の任務にあたらない」と再確認したことを認めている。

FFSA会長のニコラ・デショーは、政府が「他のスポーツには支援をしている」とし、今回の姿勢は「遺憾である」とコメントした。

フランス人の元F1ドライバー、パトリック・タンベイは、『RMC Sports(RMCスポール)』に対し「戦いはまだ終わっていないと思う」と述べた。さらに、「個人スポンサーによる解決策があるかもしれない」とし、必死にフランスGP復活の活路を見い出そうとしている。

先日行われたシンガポールGP(9月23日実施)のパドックで、フランスが2013年の暫定的なカレンダーから漏れたことが明らかになった。

28日(金)に開かれる世界モータースポーツ評議会(F1を統括する国際自動車連盟の下部組織としてモータースポーツに関する意志決定を行う機関)において、来年のカレンダーを承認することになっている。

「まだ可能性を信じている」とタンベイは続けた。

「もしスポンサーが保証してくれたら、エクレストン(バーニー・エクレストン/F1の最高責任者)は契約にサインするだろうし、連盟も仕様書が満たしている範囲でそれに従うだろう」

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