F1シンガポールGPでささやかれていた最新のうわさによると、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)の移籍を巡る騒動は間もなく終焉(しゅうえん)を迎えるかもしれない。
以前、ハミルトンはメルセデスAMGへの移籍合意直前まで話を進め、それに伴いミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)は新たな移籍先のチームを探し始めたとうわさされていた。
『Kleine Zeitung(クライネ・ツァイトゥング)』紙のカリン・スターム記者は、シューマッハのマネジャーであるザビーネ・ケームが、ザウバーのチーム代表ペーター・ザウバーと、ザウバーのチームCEO(最高経営責任者)モニシャ・カルテンボーンらと話していたと明かした。
しかし、ドイツの『Bild am Sonntag(ビルト・アム・ゾンターク)』紙は、まったく異なる内容を伝えている。
ハミルトンがマクラーレンに残留する構えを見せているため、シューマッハが2013年もメルセデスAMGとの契約を延長するのは目前であるとのことだ。
『Bild am Sonntag(ビルト・アム・ゾンターク)』紙は、マクラーレンがハミルトンとの契約金を年間1,200万ユーロ(約12億円)から、1,500万ユーロ(約15億円)に引き上げたとも報じた。
そして「もしマクラーレンが(ハミルトンとの契約を)延長すれば、シューマッハはメルセデスAMGに残る」とその記事は締めくくっている。
現役時代にマクラーレンでレースを戦った経験があり、現在はイギリスのテレビ局で解説を行っている元F1ドライバーのマーティン・ブランドルも同様のことを聞いたようだ。
「ハミルトンの契約は数日中にでも片付くと教えられたよ」と、ブランドルは自身の27万5,000人のツイッターフォロワーに打ち明けた。
「そうなると、(イス取りゲームの)音楽が止まって、席の確保に大忙しになるだろうね」
スペインの『El Pais(パイス)』紙が22日(土)、ハミルトンをチームにとどまらせるよう説得することができるかとマクラーレンのチーム代表を務めるマーティン・ウィットマーシュに質問したところ、「解決策を見付けられる自信がある」との返事があった。