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ハミルトン、移籍騒動がタイトル争いの後押しに?

2012年09月25日(火)7:15 am

移籍のうわさが消えないルイス・ハミルトン(マクラーレン)は、チームからの支援がなくなる心配などしていないと語った。

F1界では、ハミルトンがメルセデスAMGへの移籍を決定する直前だと考えている関係者もいる。

一連のうわさの真偽はともかくとして、ハミルトン本人がマクラーレンとの新しい契約をめぐってためらいを見せていることは間違いない。そんな中、マクラーレンのチーム代表であるマーティン・ウィットマーシュはシンガポールGPが開催された先週末に、交渉の焦点は契約金であることをついに認めた。

「ドライバーたちがこの世で一番の忠誠心を持った人間だとは思わない。これは間違いない」というウィットマーシュのコメントをスペインの『El Pais(パイス)』紙が掲載している。

「彼らは極端なほどに個人主義だ。彼らの誰もがトップになり、できるだけカネを稼いで、最高の栄誉を味わうことを求めているんだ」

ハミルトンの2012年のタイトル獲得に向けた挑戦もいよいよ佳境に入ってきたこの時期に、新しい契約があやふやな状態なことに気を取られ、ハミルトンが生み出す暗い雰囲気がチームに不和をもたらすようなことは起こり得るのだろうか?

「100パーセント、いや、1000パーセントの自信がある。僕はチームに1000パーセントの自信を持っているよ」とハミルトンはチームへの信頼を強調している。

それでもウィットマーシュは強気なままで、ハミルトンを巡る騒動が実際のところハミルトンの役に立っているかもしれないと発言した。

「彼は自分の周りに壁を造りつつある。彼はタイトル獲得が可能なんだって気が付いたんだよ」とウィットマーシュは話し、さらに続けた。

「彼は本当にいい位置につけている。いろんなうわさが彼に壁を造らせてドライビングに集中させているということも、十分にあり得ることだ」

しかし、ハミルトンはシンガポールGP決勝をギアボックストラブルでリタイアしており、アロンソとのポイント差は52ポイントに広がってしまった。

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