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フェラーリはさらなる改良が必要とアロンソ

現在ドライバーズランキング首位のフェルナンド・アロンソ（フェラーリ）は、今あるリードを守るために、さらなるマシンの改良が必要だと語った。

シンガポールGPでライバルのセバスチャン・ベッテル（レッドブル）が優勝したことで、レース前は37ポイントあった後続との差は、29ポイントに縮まった。

レース前の期待は高かったにもかかわらず、アロンソは予選で5位、決勝は3位フィニッシュだった。

「正直、シンガポールに来る前は、もっといけると思っていた」とアロンソは語った。

「今週末は、あまり競争力がなかったと思う」

しかし、ポール・ポジションを獲得し、レースをリードしていたルイス・ハミルトン（マクラーレン）がギアボックスのトラブルでリタイアしたおかげで、アロンソにとってはポイント差のダメージがより少なくて済んだ。

「（チャンピオン争いの）競争相手が4、5人いる中で、僕たちがポイントで負けたのはひとりだけで、残りの3人に対しては差を広げられた」とアロンソは前向きな見方をしている。

しかしシンガポールGPでは、ライバルのレッドブルと、特にマクラーレンは、フェラーリより競争力のあるパッケージだった。アロンソも、フェラーリはさらに改良が必要だと認めている。

「確かに、ここで見せたパフォーマンスを改善する必要があるよ」とアロンソはシンガポールを去る前に語り、次のように付け加えた。「今週末はずっと苦しんでいた」

フェラーリのチーム代表ステファノ・ドメニカリもアロンソと同意見で、フェラーリは2012年型車F2012をさらに改良する必要があると語った。

「そうは言っても、やりすぎてはいけない。たくさん持ち込みすぎるよりも、ちゃんと動く改良パーツをいくつか持ち込んだほうがいい」とドメニカリは話している。