マルシャのティモ・グロックは、マリーナ・ベイ・ストリート・サーキットで行われたシンガポールGP決勝を20番手からスタートし、12位になった。
ティモ・グロック
「ものすごいレースだった。全体としては、自分たちの作戦から、最初のピットストップまでコバライネン(ヘイキ・コバライネン/ケーターハム)についていければ、何かができるかもしれないと分かっていたんだ。そうしようと頑張ったよ、クルマからすべてを出し切ろうとね」
「残念ながら、リアタイヤの空気圧が少し高くなりすぎて、19コーナーでオーバーランして壁に当たってしまった。最初の瞬間は、これでレースが終わったかと思ったし、それからトウアウト(タイヤの進行方向前端の角度が外側に向くこと)になってしまったのに気づいたんだ。ドライビングスタイルを変えなければならなかったし、実際、クルマがコースから飛び出さないように、できることは全部変えたんだよ。クルマの動きに慣れなければならなかった。それで、左コーナー全部で右のリアタイヤをあまり使わないようにして、右コーナーではすべてを出し切ってラップタイムを稼ぐようにした」
「セーフティカーが出たときに、集団の中に混じることができるから、またポジション争いができる可能性があると思った。1回目のセーフティカーのあとは、ヘイキより速く走ることができたんだ。あとで、彼がピットインしたときに、新しいタイヤでまた迫ってくる前に、クルマの力をすべて出し切って攻める必要があると思った。ピットストップに関しては、チームが本当にいい仕事をしてくれたよ。このところすごく安定してきているんだ」
「もちろん、シーズン最後まで(チームランキング)10位を守る必要があるよ。そうできるといいね。この4ヶ月間、ケーターハムに対して差をつめてくることができた。この結果で、チーム全員がすごくいい形で報われたよ。簡単じゃなかったからね。今は楽しむよ。でも、それからは次のレースやその先に向けて努力を続ける」