オルタネーターの製造会社を変更せよと言い放ったレッドブルのオーナー、ディートリッヒ・マテシッツに、そのメーカーであるイタリアのマニエッティ・マレリが反発している。
オルタネーターにたびたび発生する信頼性の問題で、レッドブルを始めとする4チームにエンジンを供給するルノーはお手上げの状態だが、マテシッツは、とにかくマニエッティ・マレリを切れとルノーにごり押ししたのだという。
「こうした発言には驚くばかりだ」と『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』に語るのは、マニエッティ・マレリ社モータースポーツ部門のトップ、ロベルト・ダッラだ。
「私にはコメントのしようがない。理解に苦しむよ」
「あらゆる分析結果でオルタネーターには何の問題もないことが証明されている。部品が著しい物理的ストレスにさらされたことが故障の原因かもしれないがね」
イギリスの有料TVチャンネル『Sky(スカイ)』のピットレポーター、テッド・クラビッツは21日(金)夜のフリー走行2回目で、ルノーは今後もマニエッティ・マレリ社製オルタネーターを使い続けると伝えた。