過去にF1ドライバーたちがF1の統括団体FIA(国際自動車連盟)に対し、シンガポールGPの短縮を要望していたことが明らかになった。
暑くて湿度が高く、難しい上にヨーロッパ時間に合わせて照明の下で夜間に走るシンガポールGPは、年間20戦あるF1カレンダーの中でも一番肉体的に過酷なレースだと言われている。
HRTのベテランドライバー、ペドロ・デ・ラ・ロサにとっては、今週末が初めてのシンガポールGP出走となる。
「GPDA(グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション/F1ドライバーの協会組織)のミーティングには何度か参加したことがあるけど、ドライバーたちが責任者のチャーリー・ホワイティングにレース距離の短縮を要請していたのはこのサーキットだけだよ」
デ・ラ・ロサによると、シンガポールは「努力と集中」が必要という点では、モナコと似ているが、「湿気と距離」が大きな差を生んでいるという。
「ここは309キロ、モナコは260キロだからね」とデ・ラ・ロサは差を強調した。