第12戦ベルギーGPで多重クラッシュを引き起こしたペナルティーとして、前戦イタリアGPを出走禁止となっていたロータスのロメ・グロジャンは、今週末のシンガポールGPにブノワ・カンパルグを連れて現れた。元柔道王者のカンパルグは、ロンドンオリンピックで100キロ超級の金メダリストとなったフランス人テディ・リネールを鍛えた人物だ。
カンパルグはフランス紙『Le Figaro(フィガロ)』に、3月からグロジャンのコーチをしており、実際レースに同行するのは今回が初めてだと語った。
現在はグロジャンにとってより良い日課を習慣づけようとしているという。
「大事なのは自然に正しいバランスを身につけることなんだ」
「彼があの後(出走禁止となったイタリアGP)に気持ちの切り替えができているのはとてもうれしいよ」
「ロータスにも感謝しなくてはいけない、彼らはF1が閉鎖的でないことを証明した」とカンパルグはフランスのスポーツ紙『L'Equipe(レキップ)』に語った。