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マッサ「今年こそいい結果を出したい」

2012年09月20日(木)20:30 pm

フェラーリのフェリペ・マッサが、マリーナベイ・サーキットで開催されるシンガポールGP(9月23日決勝)に向けて意気込みを語った。

フェリペ・マッサ
「今シーズンのF1を最後まで追いかけたいなら、まず深呼吸をすることだ。いまから11月25日の(最終戦)ブラジルGPまで、たった3ヵ月の間にいくつものレースがひしめき合ってるんだからね。スケジュールはキツキツだし、今週末のイベントは1年の中でも指折りの大変さなんだよ。シンガポールGPは厳しい市街地サーキットであるだけでなく、とても暑くてまとわりつくような空気の中で、レース最長距離規定よりわずかに短いだけの310km弱という長い距離を、(レース終了規定時間である)2時間ギリギリまで走り続けるんだ」

「シンガポールのコースは好きだよ。いまいち運には恵まれないんだけどね、コースそのものは僕に合ってると思う。だから今年こそいい結果を出したいし、 ここ2戦以上の成績を挙げたいんだ。選手権の状況や、開幕直後の僕たちを考えるとがっちりポイントをとることは重要だね」

「同じ市街地サーキットだから、シンガポールとモナコのセッティングには共通点があるね。ダウンフォースが高いハンガロリンク(ハンガリーGP)とも似ているかな。振り返ってみると、ハンガリーよりモナコの方がうまくいった記憶があるから、モンテカルロとの共通点の方が多いといいね! 去年は、タイヤがすごくキツいレースだった。今年のクルマは去年のものと大きく違うけれど、タイヤのコンパウンドはソフトとスーパーソフトで去年と一緒だから、今年もタイヤに厳しいレースを予想してる。タイヤに厳しいサーキットだから、ここ数戦よりもピットストップの回数はずっと多くなるだろうね」

「僕個人としては、人工の光の下でレースをすることに何の問題もないんだ。視界もまったく、本当に全然違いがないからね」

「体への負担に関しては、夜の作業にも対応できるよ。体内時計は現地時間じゃなくて、ヨーロッパ時間に合わせたままにするんだよ。現地の朝5時にベッドへ入って、8時間後の現地時間午後1時に起きる。レースは現地時間夜8時に始まるけど、ヨーロッパ時間の午後2時と同じことだから、僕にとってなんの違いもない。たしかに、朝の5時に寝るのは変な感じがするけど、それでうまくいっているし週末の間はずっとそのスケジュールで動くんだ」

「今のところ、僕の将来に関する新しい情報はないよ。でも、いい結果を出せばいいんだ。とにかく努力を続けて、いい結果を出す。早くいいニュースが聞ければいいね。自分の置かれた状況は知りたいと思うのが普通だから、来年に自分が何をしているのか早く知りたいよ。でも、クルマに乗ってレースをしているさなかに来年は何をするのかな、なんて考えたりはしないよ! 大事なのは結果を出すことだから、レース中にリスクを冒すべき時がきたら、よく考えてないとね。レース完走が最優先なんだから」

「(今週末にシェルとフェラーリのタッグが500戦目を迎えるが)シェルとフェラーリのタッグ400戦目を祝う場にいた僕は、もうフェラーリで100戦を走ったということだね。シェルはただのパートナーでもただの燃料サプライヤーでもなくて、僕たちと一緒にクルマを作り上げてくれるんだ。クルマの改良について彼らとよく話すのだけれど、そのなかにはオイルが深くかかわる内容もある。今、クルマがいい動きをしてポイントをたくさん取れているとしたら、そこには間違いなくシェルの力もあるよ」

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