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ウィリアムズ首脳、マルドナード残留を願う

2012年09月19日(水)10:34 am

ウィリアムズのトト・ヴォルフが、17日(月)にパストール・マルドナードのチーム残留を願う発言をしている。

ベネズエラ出身のマルドナードは、2012年シーズンのスペインGPでF1初勝利を挙げたが、グリッドでの評価は分かれている。

伝統あるイギリス系チームであるウィリアムズに数百万単位の資金を持ち込んだマルドナードは、“ペイドライバー”との揶揄(やゆ)に反して速さと印象的な走りを見せているが、コース上での事故に関わる場面も多く見られている。

チームの株主であり、この度エグゼクティブ・ディレクターとなったヴォルフは、F1の公式ウェブサイトのインタビューで、マルドナードは「とても速い」と擁護している。

「確かに、マルドナードはレース中に難しい状況に置かれることもある。

しかし、マルドナードは「100パーセント間違いなく」厳しい局面を乗り切ってくれる、とヴォルフは信頼を寄せている。

「アイルトン・セナのデビュー当時を覚えているかい? 誰も彼に近づきたがらなかった。あの当時はグリッド降格ペナルティーがあまりなかったけれど、もしこのペナルティーがあればセナは何度も10グリッド降格を受けていただろうね」

ベネズエラ初のF1ドライバーであるマルドナードをブラジルの英雄になぞらえたヴォルフは、マルドナードが2013年もウィリアムズに残ることを願うと話している。

しかし、その場合気になるのはアイルトン・セナの甥ブルーノ・セナの処遇だ。セナはすでに、金曜午前のフリー走行1回目の走行をバルデリ・ボッタスに奪われており、さらにボッタスは来年ウィリアムズからF1デビューすると言われている。

この意見にヴォルフは、マルドナードとセナ、2人のドライバーたちが2013年もチームに残留するかについて話すのは「時期尚早」だとし、次のように語った。

「もちろん、この件に関してはいろいろな意見があるが、ひとたび話を始めればパストールとブルーノについて議論が紛糾することだろう。そしておそらく、他に接触してくるドライバーたちもいるだろう。だから、ドライバーに関する話をするのは、あと1カ月は待つことにするよ」

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