フォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグが、マリーナ・ベイ・サーキットで行われるシンガポールGP(9月23日決勝)に向けて意気込みを語った。
Q:ナイトレースとなるシンガポールでの、夜のレースとそこでの挑戦について聞かせて下さい。
ニコ・ヒュルケンベルグ:2010年のシンガポールGPを走って、ほんとうに大きな経験だと感じたよ。パドック全体の雰囲気も、夜に仕事をすることも、いつもと気分が変わって楽しいよ。体内時間が変わらないように、ヨーロッパ時間に合わせて動くんだ。ただ、朝日が昇るころにベッドに入るのはやっぱり変な感じだね。
Q:コースそのものについてはいかがでしょうか?
ヒュルケンベルグ:1周がものすごく長くいうえに、地面に予想もしないような凸凹や縁石があるし、速く走ろうと思ったら壁ギリギリまで寄せないといけないんだ。だから、完ぺきな形で周回を走るのは簡単じゃない。それに、ここは半時計回りのサーキットなんだ。インテルラゴス(ブラジルGP)とは違って中低速のコーナーが多いから、首への負担はそんなに大きくないんだけどね。
Q:全体的な、体への負担についてはいかがでしょうか?
ヒュルケンベルグ:身体的にも精神的にも、僕にとってはシンガポールGPが1年で一番キツイんだ。23個もコーナーがあるし、レースそのものも年間で指折りの長さで、(規定によりレース終了となる)2時間ぎりぎりまでレースが続くのことが多いからだと思うんだけど。その大変さを感じるのはレース終了後だね。なんと言っても、湿度と温度が高いから。