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クビサに引退を促す専門家

2012年09月19日(水)10:28 am

ロバート・クビサはこのたび、「ラリーカーでこれ以上命を危険にさらすより、引退すべきだ」との報道に反論した。

2011年はじめにラリー中の事故で大ケガを負って競技生活から遠ざかっているクビサは、19カ月間に及ぶリハビリの末、先日イタリアで行われたラリーの大会で見事カムバックを果たした。

右腕が完全に稼働する状態ではないにもかかわらず、復帰戦で見事優勝したが、2戦目で再びクラッシュしてしまった。

幸いケガはなかったものの、影響力のあるイタリア紙『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』のコラムニストをはじめとする複数の専門家は、クビサに対してモータースポーツから退くよう促している。

クビサは、ポーランドのテレビ局『Polsat』に対し、「危険な運転をしていたわけではなかった」と主張した。

「道路が普段より汚れていただけだった。とりあえず、リハビリに戻るよ。今後の予定に関しては、そのうちはっきりするだろう」

ポーランドの情報筋によれば、クビサは近いうちにラリーへの出走をより積極的に行う予定であるという。

またクビサは、F1復帰は今のところ保留であることを認めた。

フランスのテレビ局『TF1』は、「今はフォーミュラカーではなく、ラリーカーを運転するので十分」とするクビサのコメントを伝えている。

今のところ、引退する気はさらさらないようだ。

イタリアの『Omnicorse(オムニコルセ)』とのインタビューの中で、「僕がサーキットでクルマを運転するにはまだ制約が多すぎる」と現状を語っていた。

「それに、僕が話しているフォーミュラカーは、F1のクルマだけを指しているわけではないよ」と話し、F1以外のカテゴリーでサーキット復帰を目指していることもにおわせた。

サーキット復帰にあたり、クリアすべき様々な制約をゆくゆくは乗り越えられるか問われ、「分からない」と認めている。

「少し運の力も借りないといけないと思う。すべては自分次第、というわけではない」との見解を示した。

「聞こえは悪いかもしれないけれど、最後まで望みは捨てない。信じることにお金はかからないんだし。まだ希望をもっているけど、僕には現実的な面もあることは確かさ」

「これからの道のりはまだまだ長いし、やるべきこともたくさんある。F1に復帰できなかったからって、完全に自分を見失ってしまうわけじゃないよ」と前向きに語った。

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