ライコネン「今回も表彰台が目標」
ロータスのキミ・ライコネンが、マリーナ・ベイ・サーキットで行われるシンガポールGP（9月23日決勝）に向けて意気込みを語った。
Q：シンガポールGPは楽しみですか？
ライコネン：シンガポールへ行くのはすごく好きなんだ。素晴らしい場所だし、料理も大好きだ。いつもと違う時間に走ることも気にならない。あそこにはやり残した仕事があるんだ。今までに2回グランプリを走っているけれど、1ポイントも獲得したことがないからね。だからといって、シンガポールで速く走れないわけじゃないよ。僕が2008年に出したのがまだコースのレコードタイムだって教えてもらった。あの年は、5位争いの最中にクラッシュしてしまった。2009年には10位で終わっている。だから、今回はもっと良くなるといいね。
Q：夜のレースには、どんな違いがありますか？
ライコネン：このグランプリが始まって最初の2年は、時間が違うことについてみんなすごくいろいろ言っていて、ちょっと驚いたよ。照明をつければ、昼間のレースとまったく同じだ。F1ではみんなシンガポールのナイトレースを楽しんでいると思う。すごくうまくいっているよね。にぎやかな市街地だし、大勢の人がやって来るし。ランオフエリアに1、2か所暗いところがあることを除けば、サーキットの照明はばっちりだ。だから昼のレースと大きな違いはないよ。
Q：夜行われることとは別に、市街地レースでもありますね。その点ではどんな影響があるでしょうか？
ライコネン：モナコ（第6戦）では僕たちは良くなかったけれど、バレンシア（第8戦ヨーロッパGP）はこれまでの中でもすごくいい週末にできた。当然、バレンシアと比べてシンガポールが違うものになる理由はない。どの市街地サーキットでもそうだけれど、あそこはほかのクルマを抜くのがとても難しいから、できるだけ前のグリッドからスタートできるようにすることが、いい結果を出す上ですごく大事な要素だね。
Q：このサーキットはE20（ロータスの2012年型車）にどのくらい合っていると思いますか？
ライコネン：どこもこのレースに改良パーツを持ち込むだろうから、それでどのくらい変わるかを見てみる必要がある。自分たちのパッケージから最大限の力を引き出して、一番いいバランスを見つけ出すことができるかどうかだ。すべてをきちんとやれれば、大丈夫なはずさ。
Q：目標は？
ライコネン：もちろん、今回も表彰台が目標だ。これまでに6回表彰台に立っているし、ここ数戦は上位チームと同じくらいポイントを取れている。自分たちのパッケージからすべての力を引き出すことができているんだ。これからの数戦でも、この調子で続けたいね。
Q：天候は心配ですか？
ライコネン：毎年、シンガポールは夜になると雨が降るって言うね。まあ、行ってみれば分かるさ。そのことを心配してもしょうがない。どっちにしろ、全員が同じ状況だ。
Q：モンツァ（前戦イタリアGP）はチームにとって厳しいレースでしたか？
ライコネン：クルマにスピードが足りなかった。6位か7位が現実的な順位だろうと思っていたから、たぶん5位が精一杯のいい結果だったんだ。ストレートでのスピードがあまり良くなくて、後ろのクルマから順位を守るのがかなり大変だった。そういうふうに考えれば、悪い結果じゃない。
Q：ドライバーズランキングで3位に上がりました。何位くらいまで上がれるでしょうか？
ライコネン：フェルナンド（アロンソ／フェラーリ）より獲得ポイントが少なかったのは良くないけれど、それでもイタリアではまあまあの結果を出せたし、選手権で3位に上がったのはいいことだ。今シーズンがどんな結果になるかは分からないけれど、2位とはほとんど差がない。これから数戦でどうなるかだね。
