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グロジャン「ただライコネンのサポート役に徹するつもりはない」

2012年09月17日(月)16:09 pm

ロータスのロメ・グロジャンが、マリーナ・ベイ・サーキットで行われるシンガポールGP(9月23日決勝)に向けて意気込みを語った。

Q:モンツァ(前戦イタリアGP)では(出場停止ペナルティーのため)ピットウォールからレースを見ることになってしまったのは明らかに理想的な形ではありませんでしたが、あの経験から何か学べたと思えるものはありますか?

グロジャン:僕にとってモンツァで大きかったのは、ずっとガレージにいることで僕がどれだけチームから支援を受けていた感じられたことだと思う。本当によかったし、ああいったこともドライバーには必要だと思うよ。僕らはここでは家族だし、それは僕にとって大きな意味があることなんだ。

グロジャン:それから、エンジニアたちと一緒にピットウォールでデータを見るのはいつだって役立つものだ。クルマがどういった状態にあるのか、どこに違いがあるのか、どこが改善できそうか、などということについて別の視点から見ることができるからね。

グロジャン:キミ(ライコネン/チームメート)からも多くのことを学ぶことができるよ。彼はとっても経験豊かだからね。チームメートとしての彼は挑戦の対象でもあり、素晴らしい存在でもある。彼はとても速いし、僕がまだ身に付けなければならない能力を持っている。それに、彼はレースの週末の間ずっと自分の仕事へ完全に集中するために、気持ちを即座に切り替えることができるんだ。見習うべき素晴らしいお手本だよ。実際にクルマには乗らなかったけれど、モンツァでの週末はシンガポールに向けて最高の準備になったと思っているよ。

Q:ここ最近の数レースはいろいろ複雑なものだったと思いますが、残りのシーズンで調子を上げるためのカギは何だと思いますか?

グロジャン:ホッケンハイム(第10戦ドイツGP)以降、クルマに対してなかなか以前のようないい感触が得られなくなっていたんだ。シーズンが開幕したころはすごくいい感じだったし、バレンシア(第8戦ヨーロッパGP)を迎えるころまではクルマの感触はただただ素晴らしいものだったのにね。タイヤなのか、セットアップなのか、あるいは僕のドライビングスタイルのせいなのか100パーセントの自信はないけれど、どこに原因があるのかすべてを調べて解明する必要がある。シンガポールでは以前のようなクルマとの相乗効果を取り戻して、それを残りのシーズンに持続させようと決心しているよ。

Q:キミがドライバーズポイントで3位に上がりましたが、このことは今後彼と一緒に走るにあたって影響がありますか?

グロジャン:残りのシーズンをただサポート役に徹するなんて言うつもりはないよ。もし表彰台に手が届きそうだったり、あるいは優勝できそうなチャンスがあったりすれば、そのときはそれを狙いに行くよ。もちろん、チームとしてできる限り最高の結果を残したいと思っているし、僕とキミのポイント差をみれば自分の結果だけを考えるのはばかげたことさ。僕にとっても、キミにとっても、そしてチームにとっても素晴らしい形でシーズンを終えられることを願いたいね。

Q:シンガポールに向けてはどのように考えていますか?

グロジャン:シンガポールは夜間に開催されるかなり特別なレースだ。ファンにとっては素晴らしいショーになる。すごくいい街だよ。僕はこれまであまりこのサーキットで走ったことはないけれどね。初めてここでレースをしたのは2009年のことだけど、そのときはあまりいい結果ではなかったんだ。でもまたクルマに戻って、もう少しサーキットのことを学び、残りのシーズンに向けてすべての準備を整えることを楽しみにしている。

グロジャン:僕にとってはまた再びクルマに戻って最善を尽くすための新たなサーキットであり、新たなレースだからね。予選をうまくやりたいし、パフォーマンスに関してはキミとできるだけ接近したものにしてチーム別選手権のためにポイントを獲得したいと思っているよ。

Q:市街地コースではいつもとても調子がいいように見えますが、ここ(マリーナ・ベイ・サーキット)のレイアウトを見て、自分自身にもクルマにも相性のいいサーキットだと思いますか?

グロジャン:うん、そう思うよ。かなり強いダウンフォースが求められるサーキットだし、ブダペスト(第11戦ハンガリーGP)でもそうだったように、僕たちには合うサーキットだと思う。タイヤに関しても僕たちに向いているはずだと思うよ。いつも面白いレースになるし、楽しみだね。

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