フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が、2012年のタイトル獲得のために、チームはさらに優勝をねらっていく必要があると語った。
アロンソは、現在ドライバーズランキングで2位に37ポイント差をつけて首位に立っている。最近アロンソは、この37ポイント差を守ることは、シーズン残りのレースで表彰台に立ち続けるだけで可能かもしれないと話していた。
しかし、今週スペインで行われたメディア向けイベントでアロンソはこう語った。「このポイント差をキープするのは難しいだろうね。みんな攻めてくると思うから」
「うまくいかないレースが1回あるだけで、状況がすべて変わることもあり得る。だから、開発と努力を続け、レースで優勝をねらい続ける必要があるんだ」
「4位や5位になることを考えていてはだめだ。表彰台とか、どうやって(ポイント差を)キープするかとかではなく、レースに勝つことを考えなければいけない」
「37ポイントなんて、なんでもないよ」とアロンソは主張した。
またアロンソは、フェラーリが改良パーツを次のシンガポールGP(9月23日決勝)はもちろん、その先の日本GP(10月7日決勝)や韓国FP(10月14日決勝)にも持ち込むと話した。
しかし、話題が将来のことになるとアロンソの口は重くなった。ザウバーのセルジオ・ペレスが来年フェラーリに移籍するのではないかと報道されているが、ペレスとの関係はどうかと聞かれると、アロンソは多くを語らなかった。
「話すことはないよ。特に報道や新聞に書かれていることに答えることはね。(ペレスとの)関係はいいよ。ほかの誰とでもそうだけど」とアロンソは話した。