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インディ第15戦予選、琢磨は16番手

2012年09月15日(土)23:19 pm

インディカー・シリーズ今季最終戦となる第15戦の予選が現地時間14日(金)に、カリフォルニア州フォンタナのフォンタナ・オートクラブスピードウェイで行われた。マルコ・アンドレッティ(Andretti Autosport)がポールポジションを獲得、佐藤琢磨(Rahal Letterman Lanigan Racing)は16番手だった。以下、ホンダのプレスリリース。

2012年のIZODインディカー・シリーズは、早いもので最終戦を迎えました。シーズンの最後を飾るレースが行われるのは、カリフォルニア州フォンタナのフォンタナ・オートクラブスピードウェイです。05年以来となるインディカー・レースを開催するこのコースは、全長2マイルのスーパースピードウェイ。コーナーには14度、グランドスタンド前の湾曲した部分も11度のバンクとなっており、サイド・バイ・サイドが多いエキサイティングなバトルが見られるものと期待されています。

フォンタナ・オートクラブスピードウェイは2日間のイベントで、金曜日の午前中にプラクティスを90分間行ったあと、午後に予選が開催されました。朝から照りつけ続けた南カリフォルニアの強い日差しのもと、気温が39℃にまで上がった暑さの中で予選は行われました。

クジ引きで決まった順番で1台ずつが2周の連続アタックを行うインディカー独特の予選では、Hondaエンジン搭載で戦うルーキー、ジョセフ・ニューガーデン(Sarah Fisher Hartman Racing)がキャリアベストの予選結果となる4番手を手に入れました。テネシー州出身、アメリカのファンが大きな期待を寄せる若手ドライバーのこれまでの予選での自己ベストは7番手(ロングビーチ、インディアナポリス、ミルウォーキーの3回)でした。第13戦ソノマで他車と接触、手の指を骨折して第14戦ボルチモアを欠場したニューガーデンですが、フォンタナの超高速オーバルでは2周合計のラップタイム1分06秒6918、平均時速215.919マイルというすばらしい数字をマークしました。

また、予選5番手にはスコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)がつけ、6番手はアレックス・タグリアーニ(Barracuda Racing)が獲得しました。

佐藤琢磨(Rahal Letterman Lanigan Racing)はIZODインディカー・シリーズ参戦3年目ですが、フォンタナ・オートクラブスピードウェイでのレースは今回が初めてです。予選日のプラクティスで多くの周回を重ね、データを多く収集する計画だった佐藤陣営でしたが、フルコースコーションが多く出され、彼らが予定していただけの走り込みは行えませんでした。それでも、限られたデータを活用して予選用セッティングを完成させ、佐藤はプラクティス時から大幅にスピードアップを果たし、予選結果は16番手となりました。500マイルの長いレースを戦い抜くために、マシン作りはいい方向に向かっています。

佐藤琢磨(16番手)
「朝のプラクティスは少々フラストレーションのたまるものになりました。たくさん走って多くのセッティングを試したかったのですが、あまり走ることができませんでした。8月のテストでやり残したこともあったというのにです。そうした状況で、私たちは持っているデータを総合して予選に臨みました。そして、予選で自分たちが到達したスピードには満足しています。私たちにとってのフォンタナでのベストのスピードを出すことができました。それは8月のテスト、そして今日のプラクティスを通じて一番速いものでした。今日の走行コンディションは決して簡単なものではありませんでした。とても高い気温と路面温度で、路面のグリップは全体的に低かったと思います。マシンのバランスについても、まずまずハッピーなものになっていて、だからこそ思いきったアタックを行うことができました。夕方のファイナルプラクティスでは、また多くの仕事をこなす必要があります」

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