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ペレスのフェラーリ入りは時期尚早とフェラーリ社長

フェラーリ社長のルカ・ディ・モンテゼモーロが、同社のドライバー育成プログラムに所属するセルジオ・ペレス（ザウバー）はまだF1での経験が足りないため、来年にフェラーリのシートを得る可能性はないと語った。『Autosport（オートスポーツ）』が報じている。

今年で2年目のシーズンとなるペレスは、不調が続いたフェリペ・マッサ（フェラーリ）の後釜候補として名前が挙がっており、先週末のイタリアGPでは、フェラーリの2台を抑えて2位表彰台を獲得。しかし、モンテゼモーロは6月にもペレスの来季フェラーリ入りを否定していた。

今季3度目の表彰台獲得を果たすなど、活躍を続けるペレスだが、フェラーリで走るにはまだ早いとモンテゼモーロは語る。

「来シーズンでは早すぎる。（ペレスがイタリアで2位になったのは）とても喜ばしかったが、われわれの育成ドライバーの選択が良かったということだけで、あとはドライバーを育てたフェラーリ・アカデミーとザウバーの成果ということだ」

「若いドライバーがとてつもない重圧がかかるフェラーリで走るには、もっと経験が必要なんだ」と『Sky Sports News（スカイ・スポーツ・ニュース）』にモンテゼモーロは語っている。

また、モンテゼモーロはセバスチャン・ベッテル（レッドブル）がもしチームを去ることになれば、ぜひフェラーリに迎えたいと考えているようだ。

「ベッテルはちょうどミハエル・シューマッハ（メルセデスAMG）がベネトンにいた頃の状態と似ていると思うんだ。ベッテルの方が（当時のシューマッハより）若いが、とてもいいドライバーだし、良い経験も積んでいる、もし誰が良いかと聞かれたら私なら彼の名前を挙げるね」