マルシャのティモ・グロックは、モンツァ・サーキットで行われたイタリアGPフリー走行3回目で、19周を周回してベストタイムは1分27秒728で22番手。予選では、1分27秒039で20番手になった。
ティモ・グロック
「朝(フリー走行3回目)は昨日より苦労した。クルマのバランスが少し悪くなっていて、昨日と同じではなかった。でも、予選で新しいパーツを試したところ、とても満足のいく成果が出たよ。最初のラップでは、クルマのダウンフォースパッケージがうまく機能していたので、良いトウ(スリップストリーム/前のクルマの直後につけることで、空気抵抗が減る現象)を利用することができた。トウを使うと、トップスピードも大幅に改善することができる。2回目のタイム計測ではトラクション面でタイヤの状態がまったく異なっていたから、トウを得ることができなかった」
「ペトロフ(ビタリー・ペトロフ/ケーターハム)との差がわずかだったことは、前向きな点だった。でも、期待はずれだったのは、いつもは2セット目のタイヤで走る時の方が路面の状態も良くなっていていいタイムが出るのに、そうでなかった点。今からデータを分析して問題を見つける必要がある。そうすれば明日、クルマの特性を十分に引き出して走れるはずだから」