フォース・インディアのポール・ディ・レスタが、モンツァ・サーキットで開催されるイタリアGP(9月9日決勝)に向けて意気込みを語った。
Q:スパ(ベルギーGP)ではいろんなことがあなたには味方してくれませんでしたね? もうそのことは吹っ切れましたか?
ディ・レスタ:そうするしかないからね。決勝の前にKERS(運動エネルギー回生システム)がダメになってしまったのは残念だったよ。レースがあんなふうな展開になったからなおのことね。もし考えていた通りに進んでいたなら、もっとポイントを稼ぐことができていたはずだよ。
Q:これからのことに目を向けましょう。モンツァはあなたにとってどういう意味を持つものですか?
ディ・レスタ:モンツァは本当に特別なレースができるところだし、F1の歴史を感じることができるサーキットだよ。ここでもファンがものすごくF1を応援してくれるし、ものすごくいい雰囲気を作り出してくれるんだ。
Q:1年でももっとも高速なサーキットを運転するのはどんな感じですか?
ディ・レスタ:ほかのどのサーキットよりもかなりダウンフォースを減らして走るから、それに慣れるまではいつもちょっと時間が必要だね。ほかのサーキットに比べておよそ時速25kmは速くなるから、ブレーキをかける位置ももっと手前になる。だから素早くそれに慣れて、スピードについてゆけるようにすることがいつも大変なんだ。
Q:モンツァで速いラップを刻む秘けつは何ですか?
ディ・レスタ:一番大事なのはブレーキを正しくセットアップすることだと思う。正確なブレーキバランスを持つことが必要なんだけど、燃料搭載量の変化に合わせるのはそれほど簡単なことじゃないんだ。特にフリー走行のときと、予選で燃料を少なくして走るときではね。それに、いいラップタイムを刻むためには攻撃的に攻めて縁石をうまくつかう必要があるね。