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ロータス、F1イタリアGPもダブルDRS投入見送りへ

2012年09月06日(木)19:20 pm

他チームのダブルDRS(※)にヒントを得たとされるロータスの新パーツは、今週末の第13戦イタリアGPでも日の目を見ることはなさそうだ。

当初、先週末のベルギーGPの予選と決勝に導入をもくろんでいたロータスだったが、初日フリー走行の悪天候で予定を変更していた。

この件でフランスの『sport24.com』と『autohebdo.fr』両ウェブサイトは、イタリアGPも、直線スピード向上に主眼を置いたダブルDRS投入を見送るとしたチーム代表エリック・ブーリエの意向を伝えている。

理由について『sport24.com』は、モンツァの「サーキット特性」を挙げている。モンツァはF1カレンダー随一の高速コースとして知られ、そもそもマシンに低ダウンフォースの特別仕様が求められる。従ってダブルDRSを足しても、その効果は薄いというわけだ。

気になる新パーツのデビュー時期だが、自動車専門誌『Auto Hebdo(オート・エブド)』によると、ロータスは第14戦シンガポールGP(9月14日決勝)を考えているという。

キミ・ライコネン(ロータス)は、ベルギーGPをダブルDRSの助けなしに戦って3位に入賞した。ライコネンは以下のようにコメントしている。

「金曜日(初日フリー走行)があまりにひどい天気だったから、新パーツを使えなかった。まあ、リタイアじゃなくて3位で良かったけどね」

※昨年から一時的に直線での最高速を上げ、追い抜きをしやすくするためにDRS(空気抵抗低減システム/可変リアウイング)が導入されたが、このDRSを作動させた際に空気の取り入れ口が現れ、そこから取り入れた空気をフロントウイングへ流すことでフロントウイングの抗力を減らして最高速をさらに高めるよう にしたもの。DRSを作動させると自動的に空気の取り入れ口が現れるため、ルール違反ではないと判断されている。

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