フィアット・クライスラー・ジャパンが、新型フィアット「プント」を発売。価格は230万になっている。
2009年のフランクフルトモーターショーでワールドプレミアムを飾り、2010年6月より日本で販売していた「プント・エヴォ」が、全世界共通で名称を「プント」に変更し、外観、内装を進化された。
新型プントは、ボディーと同色のバンパーを採用し、さらにスポーティーで洗練されたスタイルに。ボディーカラーについては、アランチャとグラム・ロックの2色を新色として導入。インテリアには、洗練されたカスティーリョ製のバケットタイプのスポーツシートや、レザーステアリング、レザーシフトノブなど、上質な装備を採用し、快適な空間を作り上げている。また、ストーンエンボス加工を施したソフトな手触りのインストルメントパネルがインテリア全体の質感を高めた。助手席側のネットポケットや大容量のドアポケット、照明付きグローブボックスなど、実用的な小物入れも数多く、機能性も向上している。
エンジンは、これまで同様、力強い走りと低燃費を両立する1.4リッター直列4気筒 SOHC 8バルブエンジンを搭載。ヨーロッパ排出ガス規制「EURO-5」に対応したこのエンジンと、アイドリングストップ機能のSTART&STOPシステムによって、燃料や排出ガスを抑え、高い環境性能を実現している。また、トランスミッションには、ATモード付5速シーケンシャルトランスミッション「デュアロジック」を採用した。
プントのボディーシェルは、高張力鋼板を多用することで軽量かつ高剛性な基本構造となっており、乗り心地だけでなく安全性にも貢献。安全性については、前席に、万一のときのむち打ち現象を軽減するアクティブヘッドレストを装備しているほか、7 つのエアバッグを採用。また、ステアリング操作により点灯して、暗い状況での視界を改善するコーナリングランプ機能付フロントフォグランプも標準装備。このほか、加速時のホイールスピンを制御する ASR(アンチ・スリップ・レギュレーション)や、シフトダウン時のエンジンブレーキトルクを制御する MSR(モーター・シュレップ・レグルング)などを統合制御して、車体の走行安定性を高める電子制御デバイス ESP(エレクトロニック・スタビリティー・プログラム)も採用されている。
なおプントは、これまで所定の契約料が必要だったメンテナンスプログラム「フィアットイージー・ケア」を標準付帯。このサービスにより、オーナーは3年間、専門スタッフによるサポートを受けられる。