2日(日)のベルギーGP決勝後、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)が自身のツイッターにつぶやいた内容が問題化した。チーム代表のマーティン・ウィットマーシュは、本来であれば懲戒ものと、その深刻性を言外ににじませている。
100万以上のフォロワーに向けてハミルトンが発したのは、通常は機密扱いのテレメトリー・シート(走行中のマシンから送られる各種データをプリントアウトした紙)のURLリンク。このことでハミルトンは、チームから内々におしかりを受けたものとみられる。
2013年の契約をめぐり、チームを相手に条件闘争を繰り広げているハミルトンだが、一部のパドック関係者は今回の事件を氷山の一角と受け止めている。
ハミルトンに懲罰は必要か問われたウィットマーシュは「いらない」としたうえで、『Daily Mirror(デイリー・ミラー)』に対して次のように語っている。
「それにしても、同じことが他チームに起きたら首脳はどう取り扱うか興味深いところだね」
ハミルトンのマネジメント会社から誘いを受けていたとのうわさもあるマーク・ウェバー(レッドブル)と1年の再契約を結んだばかりの、レッドブル。代表のクリスチャン・ホーナーは、レッドブルのドライバーは絶対にそのような”機密保持違反”を犯さないと胸を張る。
「私が知るところでは、マシンのデータのようだ。もしそうなら、どのチームもエンジニア総出で徹底的に分析するだろうね」と話すホーナーだった。