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ピレリ「2~3回ストップを予測している」

2012年09月02日(日)20:03 pm

小林可夢偉(ザウバー)が自己最高となる2番グリッドからスタートするF1ベルギーGP決勝について、タイヤサプライヤーであるピレリは、ピットストップの回数が2回から3回になることを予想している。以下、ピレリジャパンのプレスリリース。

2012年9月1日、スパ
金曜日の豪雨の後、土曜日のスパ・フランコルシャンでの最終フリー走行と予選は、気温15℃前後のドライコンディションの下で行われました。

ジェンソン・バトンが、このレース週末最速の1分47秒573を記録し、ベルギーグランプリのポールポジションを獲得しました。バトンのポール獲得は、マクラーレン移籍後初となります。昨年のポールタイムは、レッドブルのセバスチャン・ベッテルによる1分48秒298でした。

昨日、各チームはCinturatoブルー・フルウェットタイヤでの走行しか行うことができなかったため、今日が、ベルギーグランプリ用に選択されているP Zeroシルバー・ハードとP Zeroホワイト・ミディアムの両スリックタイヤを試す最初の機会となりました。そのため、各チームは、両スリックコンパウンドを使用して、予選と決勝へ向けたすべての準備を行うことになり、午前中の最終フリー走行は非常に慌ただしいものになりました。フェラーリのフェルナンド・アロンソが、ロータスのキミ・ライコネンを抑え、最速タイム1分48秒542を記録しました。

アルデンヌ地方の気候は常に変わりやすいため、各チームは、Q1で確実なタイムを記録するため、できるだけ早い時間帯でのアタックを優先しました。ミディアムでスタートしたケータハム、HRT、マルシャを除く全チームは、ハードタイヤでQ1のアタックを開始しました。Q1の最速タイムは、ウィリアムズのパストール・マルドナードがミディアムタイヤで記録しました。

Q2の最速タイムもミディアムタイヤで記録されました。マクラーレンのジェンソン・バトンが、ミディアムタイヤを使用して、わずか1回のアタックで最速タイムを記録しました。ロメ・グロジャンのみが、Q2でハードタイヤを使用して1回のアタックを行いました。

スパにおけるミディアムタイヤは、ハードタイヤよりもラップあたり0.6-0.9秒速く、Q3に進出したトップ10のデフォルトの選択肢となりました。またしても、終了間際に最終グリッドの順番が決まり、バトンが2009年以来のポールポジションを獲得しました。ザウバーの小林可夢偉は、ミディアムタイヤを使用して、キャリアベストとなる2番グリッドを獲得しました。

ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター ポール・ヘンベリーのコメント
「昨日の激しい豪雨の後、各チームは、5週間の夏休み明け最初の戦いとなる、今日の予選に向けたタフな作業に追われました。変わりやすい気候がスパの特徴ですが、われわれのタイヤは、これまでにも多様なコンディションに対応できることを証明しています。もちろん、シーズン中でタイヤに最も大きな荷重が課せられるこのサーキットにおいても同様です。本日同様、明日もドライコンディションが予測されていますので、各チームは、シーズン中で最も長いラップで効果的となる多様なタイヤ戦略を組み立てることができるでしょう。われわれは、2~3回ストップを予測しています。ジェンソン・バトンのマクラーレン移籍後初のポールと、ザウバーの小林可夢偉のキャリアベストとなるパフォーマンスを祝福したいと思います」

昨年の優勝者ベッテルは、5周、13周、30周の3ストップ戦略を採りましたが、2011年のタイヤ選択は今年と異なり、ソフトとミディアムでした。しかし、今年のタイヤは、2011年と比較して全体的に軟らかいコンパウンドとなっています。

公式予選トップ10ドライバーの使用タイヤ:

バトン 1分47秒573 ミディアム
小林 1分47秒871 ミディアム
マルドナード 1分47秒893 ミディアム
ライコネン 1分48秒205 ミディアム
ペレス 1分48秒219 ミディアム
アロンソ 1分48秒313 ミディアム
ウェバー 1分48秒392 ミディアム
ハミルトン 1分48秒394 ミディアム
グロージャン 1分48秒538 ミディアム
ディ・レスタ 1分48秒890 ミディアム

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