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インディ第14戦予選、琢磨は19番手

2012年09月02日(日)19:49 pm

インディカーシリーズ第14戦ボルティモアの予選が行われ、ウィル・パワー(Team Penske)がポールポジションを獲得した。佐藤琢磨(Rahal Letterman Lanigan Racing)は、19番手だった。以下、ホンダのプレスリリース。

2年目を迎えたグランプリ・オブ・ボルティモア。走行の始まった金曜日から今年も本当に多くのファンが集まりました。首都ワシントンDCにも近い歴史ある大都市は、あと数年もすれば東海岸のストリートレースのメッカとして名を馳せているでしょう。入り江を取り囲んで広がるダウンタウンの中心地で開催されるレースイベントは、華やかさと興奮に包まれています。

ボルティモア・オリオールズが本拠地とする野球場の周辺に作られたコースは、今年は一部に新しいレイアウトが採用されました。ところが、最初のプラクティスを走った時点でストレートを横切る路面電車の線路がマシンをジャンプさせてしまうことが判明し、スピードを落とさせるためのコーナー(シケイン)が設置されることとなりました。

コースの問題でプラクティス1は短縮され、プラクティス2は仮設のシケインを使って行われました。その上、予選日である土曜日の朝のプラクティス3は、朝方に降った雨によって大半がウエットコンディションでした。通常のレースと比べ、大幅に走行時間が限られた中で、どれだけマシンセッティングを仕上げられるかが求められる状況となりましたが、多くのチームがマシンをハイレベルに仕上げ、非常に小さなタイム差でスターティンググリッドを競い合う予選となりました。

Hondaドライバーで最上位となったのはマイク・コンウェイ(A.J. Foyt Racing)、1分17秒4347というラップタイムで予選2番手となりました。コンウェイにとってキャリアベストとなる予選結果です。また、ポイントスタンディングで4位につけ、逆転タイトル獲得を目指すスコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)も、1分17秒7497を記録して予選3番手に食い込みました。

佐藤琢磨(Rahal Letterman Lanigan Racing)は、予選の第1セグメントで第1グループに組み入れられましたが、彼がアタックを開始したラップに他チームのドライバーが大きなアクシデントを起こし、コースに赤旗が出されました。そして、そのまま予選セッションは終了。不運にも、佐藤選手は全くアタックができず、何のデータも集めることのできない予選となってしまいました。

佐藤琢磨(19番手)
「フラストレーションの溜まる予選になりました。今朝のプラクティスでマシンが非常にいい感触に仕上がっていて、予選をとても楽しみにしていました。僕らのグループで第2セグメントに進んだドライバーは、赤旗が出た時点で2ラップ目を終えていました。しかし、僕は彼らより遅くコースインしたため半周後方を走っており、まだ2周目の半分しか走っていない時点で赤旗になりました。マシンのウオーミングアップをしている時に予選が終了してしまったのです。アタックのチャンスも与えてもらえなかったのは本当に残念です。それでも、今朝のプラクティスでいいペースを取り戻していたのは明るい話題です。明日のウオームアップ・セッションでさらにマシンを向上させ、力強いレースを戦いたいと思います」

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