ウィリアムズのブルーノ・セナは、現時点でドライバーズランキングのトップに位置するフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が、今季このまま自身3度目となるタイトルを獲得できるという保証は何もないと話している。
セナは『Totalrace(トータルレース)』に、アロンソがシーズン中盤で2位に対して40ポイントのリードを築いているのは「悪くない」としながらも、アロンソにはまだ安心できるほどの余裕はないだろうと次のように述べた。
「このあとまだ(残り9レースでの優勝ポイントは)225ポイントも残されているし、これはかなり大きいよ。だから、いくら現時点で40ポイントをリードしているといっても、アロンソにとって楽ではないだろうね」
セナは、トップチームでの開発競争がタイトルの行方を決めるだろうと次のように続けた。
「開発に関して、何が起こるかなんて誰にも分からないよ」
「フェラーリが取り残されてしまう可能性だってある。僕はフェラーリがそうなってしまうとは思っていないけれどね」
一方、イタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』は、これまでにフェラーリでは通算で15回ドライバーズタイトルを獲得しているが、このうちの11回は8月の時点でポイントをリードしていたと報じている。
その11回のタイトルを獲得した6名のドライバーと優勝年度は次のとおり。
アルベルト・アスカリ(1952、1953)、ファン・マニュエル・ファンジオ(1956)、マイク・ホーソン(1958)、ニキ・ラウダ(1975、1977)、ジョディ・シェクター(1979)、ミハエル・シューマッハ(2001、2002、2003、2004)。