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WRC第8戦ラリーフィンランド、ローブが優勝

2012年08月14日(火)20:04 pm

WRC(世界ラリー選手権)の第8戦ラリーフィンランドは4日(土)に最終日が行われ、シトロエンのセバスチャン・ローブが優勝した。以下、プジョー・シトロエン・ジャポンのプレスリリースより。

ロンドンオリンピックでのフランス人アスリートたちのメダル獲得の業績と一致するかのように、セバスチャン・ローブも、ラリーフィンランドで3度目の優勝という素晴らしいパフォーマンスを発揮しました。ミッコ・ヒルボネン/ヤルモ・レティネン組も2位に入賞。4戦連続の1-2フィニッシュにより、シトロエン・トタル・ワールド・ラリー・チームはマニュファクチャラーズとドライバーズのシリーズ優勝へまた一歩近づきました。

セバスチャン・ローブ/ダニエル・エレナ組はスタートからフィニッシュまでラリーをリードし、選手権のスタンディングにも十分な得点を加えることができました。5秒のリードで最終日をスタートした8度の世界チャンピオンは、チームメイトのミッコ・ヒルボネン/ヤルモ・レティネン組を従えて優勝を果たしました。最終日は3カ所のステージを2度走行する設定となっていました。 サーキーとルスツのステージ2ヶ所を2回走行後、選手達は有名な33kmのオウニンポウヤ・ステージに挑みました。

ヒルボネンは、SS13スタートしてすぐの狭いコースで古い切り株にあたり、悪いことにそこでパンクを喫し、貴重な数秒を失いました。次のステージでは、ローブがヒルボネンと同じような経験をしました。「僕はどこにも当たってないんだけど、車のリアがちょっと滑りすぎた様な感じがした。事実、グリップの変化を見過ごしたようだ。そのときはバトルが切迫していたから焦ったよ」とローブ。しかし、彼はこのステージで2位との差を7.4秒差へと広げました。闘いは2周目まで続き、ローブはリードをさらに数秒広げました。

ウニンポウヤのジャンプで優勝を決めて欲しいと言う多くの観戦者の願いは現実となりました。ライブTV用のステージでローブとヒルボネンは、激戦を繰り広げました。SS17のフィニッシュでヒルボネンは2.2秒ローブとの差を詰めました。この結果ローブとヒルボネンとの差は7.2秒となりましたが、ヒルボネンはここで逆転は不可能と悟りました。

このステージ2回目の走行はパワーステージとして、上位3台にボーナスポイントが与えられます。ラリー最後のステージでしたが、シトロエンのドライバーたちはあきらめていませんでした。ヒルボネンは激しい走りで15分17.3秒のタイムでアベレージスピード 129.54キロのベストタイムを出しました。これは、2004年にペター・ソルベルグが出した記録を塗り替える事になりました。「僕は優勝したかったから2位フィニッシュは少し残念だね。僕は、3日間とも常に全開だったんだ。だけどローブの方がもっと速かった。チームオーダーなしで自由に走らせてくれたチームにお礼を言いたい。そして5回目の1-2フィニッシュを達成したことを誇りに思う」と、ヒルボネンは加えました。

「ヒルボネンのような地元のドライバーと争って勝ち得た3度目の優勝はとてもうれしいよ」と、パワーステージ3位、総合で2位に6.1秒の差をつけて優勝したバスチャン・ローブは語りました。「スタートからフィニッシュまで一度もリードを譲らず優勝できたことは格別だね。とにかくプッシュし続けたよ。時には限界ギリギリでね。そんなときには、自分を信じるしかない。特にショックアブソーバーが進化したDS3WRCは数段乗りやすくなって、ドライビングがとても楽になったよ。もちろん、ミシュランタイヤにもお礼を言いたい」

「われわれのチームメンバーにおめでとうとお礼を言いたい。われわれは自由に戦わせることにリスクがあることは承知済みだけど、彼らはコースアウトもせずにわれわれの信頼に応えてくれた。それも、1-2フィニッシュをしてくれて」。シトロエン・ゼネラル・マネジャー フレデリック・バンゼは強調しました。「シトロエンチームは再び世界一であることを証明しました。8戦中5戦で1-2フィニッシュを果たしたことは、われわれの進化を証明できたし、シトロエンにとって重要な国々で開催される残り 5戦でも素晴らしい走りをお見せできるでしょう」

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