イギリスの地方紙『The Northern Echo(ノーザン・エコー)』が伝えたところによれば、マクラーレンのジェンソン・バトンが昨年9月にヨークシャーで開店したレストラン「ビクタス」が閉店したという。
この件について、バトンのマネジャーであり、このレストランの共同オーナーでもあるリチャード・ゴッダードが次のようにコメントしている。
「残念ながら、レストランを開業したときは経済的に悪化しているときだったが、その流れが止まることはなかった。そのため、人々はレストランで食事を楽しむだけの余分な収入を得られなかったということだ」
このニュースが伝えられる一方、それでも将来は自分のレストランを持ちたいと考えているドライバーもいる。ロータスのロメ・グロジャンだ。
グロジャンは、2009年にF1デビューを果たしたものの、翌年にはシートを失っていた。グロジャンは今年の初めごろ、シート喪失当時には料理好きなことを生かして、その道に進もうかと考えたことがあったと明かしていた。
そのグロジャンが、最近のF1公式サイトのインタビューで、もしF1ドライバーとしてのキャリアが今日で終わってしまうとしたら何をしたいかと問われ、次のように答えている。
「僕に料理の才能があるってことは誰もが知っていることだよ」
「だから、レストランで働くだろうと思うし、多分いつかはレストランを開業するだろうね。ミシュランガイドで星がつけられたフランス人シェフを大勢知っているよ。そして幸運なことに、彼らはみんなF1ファンなんだ。だからもっと自分の(料理の)才能を伸ばすための居場所を見つけられるはずさ」