ビタリー・ペトロフ(ケーターハム)が、来季についての決断をするにはまだ早すぎると話している。
ペトロフは2010年にルノー(現ロータス)からF1にデビュー。ロータスとの間には2012年までの契約があったものの、昨シーズン限りで契約を破棄されシートを喪失。その後、今シーズンの開幕直前となって、F1参戦3年目でいまだにポイント獲得も果たしていないケーターハムのシートを獲得していた。
だが、ペトロフの女性マネジャーであるオクサナ・コサチェンコは最近、2013年シーズンに向けて3つのチームと交渉を行っているとし、次のように話している。
「秋までにはなんらかの決断を下す準備が整うでしょう。昨年のような状況には置かれたくありませんからね」
コサチェンコは、まず優先するのはペトロフをケーターハムに残留させることだと語った。
ロシアのウェブサイト『f1news.ru』に、いつごろになれば来季に向けた方向性がよりはっきりしてきそうかと尋ねられたペトロフは、次のように答えている。
「8月が過ぎてからだと思うよ」
「まさに今、ドライバーの移籍に関する交渉が始まっているところだからね」
「大事なことは、チーム(ケーターハム)が僕に対して満足してくれていることだ。チームのリリースにもそう書いているし、僕個人にもそう伝えてくれたよ」
ペトロフは、自分の将来について不安な気持ちはないとして、次のように締めくくった。
「もし違う状況だったら心配していただろうけど、僕はいい結果を残してきているし、チームとして一緒にうまくやれているからね。心配しなきゃいけないような理由なんてないよ」