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ザウバー、2014年にエンジンを変更か

2012年08月07日(火)16:48 pm

現在フェラーリのエンジンでF1を戦っているザウバーだが、2014年以降のエンジンメーカーは未定なようだ。

2014年からはF1の規約が変更となり、現行のV8自然吸気エンジンに代わり、V6ターボエンジンが導入される。しかし、この新しいエンジンは契約金が高く、ザウバーは勇敢にも契約金の高騰に対する不満を口にしている。

BMWがチームオーナーだった時代をはさんで、ザウバーは長い間フェラーリエンジンを使い続けていた。しかし、現行の契約は今のV8エンジン時代と共に終了する。

「もちろん、現在のエンジンパートナー(フェラーリ)と最初に交渉するつもりです、長い歴史を共にしてきましたから」と、ザウバーのチームCEOモニシャ・カルテンボーンがドイツのウェブサイト『Motorsport-total.com』に明かしている。

「しかし、選択肢はほかにもあります。彼ら(フェラーリ)自身、特定の情報について私たち以上に知っているわけでもありませんので」

2014年からのF1参入を目指していたクレイグ・ポロックが所有するピュア社によるV6エンジン供給計画が頓挫したため、来るべきV6エンジン時代にザウバーはコスワースのエンジンを載せる可能性が指摘されている。コスワースのほかにザウバーが持つ選択肢は、フェラーリ、メルセデス、あるいはルノーのエンジンだ。

カルテンボーンは『Motorsport-total.com』にこうも語っている。「資金的な部分がわれわれにとって非常に重要であることは、すでに明確にしてきました」

「エンジンに多額のお金を払うような時代に逆戻りしたくありませんね」

カルテンボーンは高騰するエンジン価格に不満をにじませながらも、フォルクスワーゲンと提携するといううわさについてはきっぱりと否定した。

その一方で、チームCEOであるカルテンボーンよりも立場が上のチーム関係者、すなわちチーム代表のペーター・ザウバーが、スイスのジュネーブ・モーターショーでフォルクスワーゲンのマーティン・ヴィンターコルン会長と同席していた。

しかし、それでもカルテンボーンは「今お話しできるのはこれでだけです。これ以上言うべきことはありません。将来的な話し合いもしておりません」と、実質的にはノーコメントを貫いている。

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