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インディ第12戦予選、パワーがポールで琢磨は18位

2012年08月05日(日)12:41 pm

インディカー・シリーズ第12戦の予選が、ミッドオハイオ・スポーツカー・コースで行われ、ウィル・パワー(Team Penske)がポールポジションを獲得した。佐藤琢磨(Rahal Letterman Lanigan Racing)は18位だった。以下、ホンダのプレスリリース。

全長2.258マイルのミッドオハイオ・スポーツカー・コースはバラエティー豊かなコーナーを備え、ドライバーたちに高度のマシンセッティング能力とドライビングスキルを求めます。今年のHondaインディ200アット・ミッドオハイオは、シーズンが残り4戦となる第12戦としての開催のため、チャンピオンの栄冠をかけた戦いもし烈になっています。チャンピオンの座につくことができるのは、どうやらポイントランキングの上位4人に絞り込まれ、彼らの間で戦いはますますヒートアップしているのです。

晴天の下、程よい暑さとなった走行2日目、3段階の予選は午前中に開催されました。ファイナルステージを戦う6人のうち、4人をHondaドライバーが占めました。そして、ダリオ・フランキッティ(Chip Ganassi Racing)が予選2番手を確保し、明日のレースをフロントローからスタートする権利を手にしました。

ルーキーのシモン・パジェノー(Schmidt Hamilton Motorsports)が予選3番手となる見事な走りを披露し、予選4、5番手にはアレックス・タグリアーニ(Bryan Herta Autosport)とスコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)がつけました。ポールポジションはウィル・パワー(Team Penske)が今シーズン3回目を記録しました。

2012年シーズンになってシャシーもエンジンも新型に一新されたことから、ミッドオハイオでの予選タイムは飛躍的に向上しました。昨年のポールポジションタイムは1分08秒0776でしたが、今年の予選ではトップ3が1分05秒台に手を届かせたのです。新型インディカーはとくにコーナリング性能が高まっており、ドライバーたちはその鋭い反応を楽しみ、ファンはエキサイティングなスピードをより強く体感できるようになっています。

前戦エドモントンで予選4番手からキャリアベストとなる2位フィニッシュを記録したばかりの佐藤琢磨(Rahal Letterman Lanigan Racing)は、ミッドオハイオ・スポーツカー・コースを得意としているドライバーの一人です。デビュー年だった2010年には予選3番手につけて上位でバトルし、2回目の挑戦となった2011年には予選9番手からのレースで4位フィニッシュ(当時の自己ベストリザルト)を果たしました。今年はポールポジション争いを目指しての参戦となった佐藤でしたが、マシンセッティングが思うように進まず、今日の予選は第1セグメントで終了。予選18番手でした。

明日、日曜日に開催されるレースは85周。フルコースコーションのラップ数が少なければ2ストップで走りきるのは非常に難しいと見られています。誰もが3ストップで戦うレースになれば、ピットタイミングに自由度が生まれるため、下位グリッドからのスタートでも優勝、そして上位フィニッシュは十分に可能となります。決勝は午後1時のスタートが予定されています。

佐藤琢磨(18番手)
「今日の予選結果にはガッカリしています。ミッドオハイオのコースが私はとても好きですし、昨年まで2年続けてよい成績を残してきています。今日は予選の第2セグメントに進むだけのスピードがありませんでした。それがとても残念です。ミッドオハイオでは今年も予選順位間のラップタイムが非常に接近しています。私たちはプラクティスまでと比べ、予選では大きくマシンを進歩させることができていました。しかし、コンマ2秒ほど足りなかったのです。今日の予選とプラクティスで得た経験を生かして、マシンをさらによくするべくデータの分析を行いたいと思います。そして、明日のウオームアップセッションでマシンをさらによいものとし、決勝レースに臨む万全の体制を手に入れたいと思います」

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