2012年仕様のクルマに“ダブルDRS”を搭載させることを計画している次のチームはマクラーレンのようだ。
このダブルDRSは、メルセデスAMGが今シーズンの開幕から導入している技術で、DRS(空気抵抗低減システム/可変リアウイング)が作動している際に自動的に空気の取り入れ口が現れ、そこから取り入れた空気をフロントウイングへ流すことでさらに空気抵抗を減らし、最高速を高めることができるシステムだ。
メルセデスAMGに続き、ロータスもこのシステムの導入を目指し、開発を行っている。しかし、F1の統括団体であるFIA(国際自動車連盟)が、2013年からダブルDRSの使用を禁止すると考えられている。
だが、マクラーレンのスポーティングディレクターを務めるサム・マイケルによると、マクラーレン版のダブルDRSの開発は順調に進んでいるとのことだ。
イタリアのウェブサイト『f1passion.it』は、「ロータスとは異なるものだが、そのシステムに関しては学習を進めている」というマイケルのコメントを掲載している。
マイケルはダブルDRS、あるいはスーパーDRSが、いつMP4-27(マクラーレンの2012年仕様車)に導入されるかはハッキリしていないとも述べている。
そして「他の改良品の開発する時間を奪われないように慎重にならなくてはいけない」とマイケルは付け加えている。