NEXT...F1開催スケジュール

レッドブルのチーム代表、新たな規約違反を否定

2012年07月31日(火)4:52 am

レッドブルに新たな技術規約違反の可能性が指摘され、チーム代表のクリスチャン・ホーナーはハンガリーGPの舞台でも釈明に追われていた。

第7戦カナダGPの現場で、F1の統括団体FIA(国際自動車連盟)がレッドブルに対し、手動ダンパーをレッドブルの2012年型車RB8から取り外すようにとの指示を出していたことが、今週ドイツ国内の報道で明らかになった。

F1では、予選終了から決勝開始まで「パルク・フェルメ」と呼ばれる停車場内に止められたクルマに変更を加えることは禁止されている。予選終了時のセッティングで決勝をスタートさせるため、サスペンションを構成するパーツの1つであるダンパーは専用器具を使わなければ調整できない仕様とすることが規約で厳しく定めされている。

例年に違わず新たな技術を投入し続けるレッドブルは、2012年も技術論争の矢面に立たされている状態だ。シーズン開幕当初に話題となった「フロアに開いた穴」、そしてホイールのハブ、先日のドイツGPでは「エンジンマップ(エンジンの設定)」を用いたトルク制御が問題視され、FIAが規約の解釈に関する声明を発表する事態に発展した。

ホーナーは『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に、「パルク・フェルメに止められたクルマの高さを変更したことはない。道具を使った変更も手動での変更もない」と語っている。

ルール違反を否定するホーナーだが、この言葉は、ダンパー調整システムの存在そのものを否定する発言ではない。

さらにホーナーは、「エンジンマップ」によるトルク制御範囲が2%以内に制限されたことによる影響を否定し、ドライバーであるセバスチャン・ベッテルもドイツGP仕様のクルマを「特に気に入っていたわけではなかった」と明かしている。

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック