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フェラーリ、フェリペ・マッサとの契約延長権を行使せず

イタリアの『Autosprint（オートスプリント）』は、フェラーリがフェリペ・マッサとの契約を2013年も延長できるというオプション（選択権）を失効させたと報じている。

マッサは今シーズン序盤に大きく低迷していたが、これによりフェラーリは今季限りでマッサを放出するとみられていた。しかし、シーズン開幕当初には全くの失敗作と言われていたフェラーリの2012年型車F2012が改善されるとともに、マッサも最近は次第に調子を取り戻しつつあった。

だが、フェラーリは数日前、フェラーリ側が権利を有していたマッサの契約延長選択権を行使せず、失効させたことが明らかとなった。もしフェラーリ側がこの選択権を行使すれば、マッサは間違いなく来年もフェラーリにとどまることができるはずであったが、今回フェラーリ側が選択権を失効させたことにより、マッサがもし来年もフェラーリで8年目となるシーズンを迎えたいという場合には、あらためてまったく新しい契約を締結することが必要となる。

そのマッサは26日（木）、もしフェラーリにとどまることができなければF1から身を引くことになるかもしれないと次のように語っている。

「F1に残りたいけれど、その場合はただ単にそこにいるだけじゃなく、レースができる状態でなくてはね」

「もし何らかの理由でフェラーリに残るチャンスがないとすれば、そのときはどこか別のところでレースができる道を探すことになるだろうね」

「でも、もしそうだとしても小規模チームには興味はないよ」