ピレリが今季供給しているタイヤは「まともじゃない」と言うミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)の発言に、ピレリが反発している。
7度のF1タイトルを経験したシューマッハはドイツGPの直前、複数のタイヤメーカーによる技術競争「タイヤ戦争」を戻せと、次のように話していた。「なぜかって? そうすれば、もっとマシなタイヤを履けるだろ」
これに反発するのはピレリのモータースポーツ部門責任者、ポール・ヘンベリーだ。「彼がそんなことを言うのは、タイヤ戦争時代に随分おいしい思いをしたからさ」
引退前に上げた数々の栄光は、フェラーリとブリヂストンの密接な関係によるところが大きかった。そのようにヘンベリーは言いたげだ。
ヘンベリーは、『Autosprint(オートスプリント)』に対し次のように話す。「われわれは規則に従っているに過ぎない。ましてや、その規則はシューマッハ氏やピレリが作ったものではないよ」
『Autosprint(オートスプリント)』は、ヘンベリーとシューマッハは「不仲」にあると伝えている。