フェラーリ、メルセデスAMG、マクラーレンへの移籍がささやかれているポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)は、いずれの可能性も否定しない。
ドイツGPの開催地ホッケンハイムリンクで語ったところによると、数週間後、非常に難しい決断を迫られるのだという。
「フェラーリはF1の代名詞といっても過言じゃない。誰もがいつかは真紅のマシンに乗りたいと思うはずだ」
「共に長い時間を過ごしたメルセデスは、家族のような存在だ。僕はたくさんのレースに勝って何回でもタイトルを取りたい。まさに究極の目標だよ」
19日(木)、ホッケンハイムリンクでルイス・ハミルトン(マクラーレン)は、2008年にチャンピオンになって以来、チームの調子が思わしくないのは“否定できない”ところだと報道陣に語っている。今年でマクラーレンとの契約が切れるハミルトン。理論上、マクラーレンの2013年シートは空いた形だ。
ディ・レスタは、ドイツGP決勝前に次のように語っていた。
「シートはあちこちに空いている。いったい何がどうなっているのか、さっぱり実態がつかめない。ルイス(ハミルトン)にしたって同じだよ」
「夏休みまで、まだ残り2レース(ドイツ&ハンガリーGP)ある。思うに、(8月の夏休みが)自分の行き先をしっかりと見定めるときだね。そして理にかなった行動をしなくてはならないよ」
「人生を左右する決断だよ。どのチームに行きたいか、割と早く決めなきゃね」
ディ・レスタは最近、マネジャーだったルイス・ハミルトンの父アンソニーとの関係を解消している。現在は、ジェンソン・バトン(マクラーレン)のマネジメントチームから助言を受けている。
「僕にとっていちばん重要なのは、来年もF1に乗っていることだ。それ以外の選択肢はありえないよ」