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フェラーリに必要なのはもっと優秀なセカンドドライバー

2012年07月23日(月)17:39 pm

1999年にフェラーリをドライブした経験を持つフィンランド人ドライバーのミカ・サロが、古巣に対して今季が終わったらフェリペ・マッサ(フェラーリ)を解雇するよう進言している。

フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)のチームメートを巡っては多くの憶測が飛び交っているが、その中心的存在だったマーク・ウェバーは、レッドブルとの1年契約を延長したことを発表した。

マッサは、ウェバーに関するニュースに大きな意味は持たないと、ホッケンハイムリンクで、フィンランドのテレビ局『MTV3』に向けて次のように話している。

「フェラーリの電話番号をダイヤルしたドライバーは、何もマーク(ウェバー)だけじゃない。大勢の連中が話をしているよ」

マッサは以前、このままのぼり調子を続ければ、新しい契約も見えてくるといったような希望的観測を述べている。

これに反論を唱えるのが、サロだ。

「いやいや、チームはもっとアロンソをサポートできるセカンドドライバーを探すべきだよ」

「名指しをするのは、なかなか難しいけどね。個人的には、ヘイキ・コバライネン(ケーターハム)にチャンスが巡ってきたらうれしいね」

「フェラーリは、もしかしたら来年もマッサでとか言っているが、うのみにはできない」

『O Estado de S.Paulo(オ・エスタード・ジ・サンパウロ)』のリビオ・オリッキオ記者は、“内情をよく知る”イタリアの情報筋から、仮にマッサが2013年も残るとすれば、400万ユーロ(約3億8,100万円)もの大減俸を飲まねばならず、契約金は約600万ユーロ(約5億7,200万円)になるといったネタをつかんだ。

31歳になるマッサは、たとえアロンソに順位を明け渡すような役回りであっても、今の仕事をキープしたいといった発言をしている。

“フェルナンドの方がお前より速い”などと、マッサが無線で進路を譲るよう指示を受けたのは、2010年ドイツGP(ホッケンハイムリンク)だった。この点について質問されたマッサはドイツGP前にこう答えている。「決して愉快な出来事だったとはいえないね」

「でも、僕はプロのドライバーだ。チームとチームメートを助けるために何でもするよ。だってそのチームメートは選手権のリーダーなんだから」

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