フェラーリとメルセデスAMGは9月中旬、かつてフランスGPの舞台だったマニクール・サーキットでテストを行う模様だ。
『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』が伝えたもので、マニクールは、2012年の若手ドライバー向けテストのために各チームが少なくとも3カ所選んだサーキットのひとつである。
シーズン終盤に予定されているアブダビでの合同テストは、チーム間の合意を得られずに計画が空中分解。だったら3カ所のうち、それぞれ都合の良いところで走ろうという場当たり的な結論に到達した。
しかし、レッドブル、マクラーレン、ロータス、フォース・インディア、ザウバー、トロ・ロッソ、ケーターハムらは当初の予定どおりアブダビのテストに参加する見込みだ。
残るウィリアムズ、HRT、マルシャの3チームはすでにイギリスGP終了後、シルバーストン・サーキットでテスト走行を済ませている。
同誌によると、マニクールのテストはイタリアGP(9月9日決勝)が終了したその週に行われるという。
レッドブルやマクラーレンはともかく、なぜ中堅チーム勢がこぞってマニクールを避けたのか? その理由は、モンツァ終了後ほどなくシンガポールGP(9月23日決勝)用に機材を輸送しなくてはならず、ハードもソフト面も、並行してマニクールでのテストに備える余裕がないからだ。