NEXT...F1開催スケジュール

F1第10戦ドイツGPレースレポート

2012年07月22日(日)23:13 pm

2012年F1第10戦ドイツGPが7月22日(日)、ホッケンハイムリンク(1周/4.574km)で3日目を迎え、現地時間14時(日本時間21時)から行われた全67周の決勝でフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が優勝した。

決勝スタート時の天候は晴れ、気温21℃、路面温度34℃。ポールポジションのフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)がトップのまま1コーナーへ飛び込む中、2番手スタートのセバスチャン・ベッテル(レッドブル)と3番手スタートのミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)がバトルを繰り広げながら1周目を周回したが、ベッテルが2番手を守った。

12番手スタートの小林可夢偉(ザウバー)は、12番手のまま1周目を終えると、DRS(空気抵抗低減システム/可変リアウイング)が使えるようになったところで徐々に順位を上げていき、5周目終了時には10番手まで浮上している。また、トップではアロンソとベッテルがほぼ同じペースで走行し、3番手シューマッハを引き離している。

10周目終了時、アロンソとベッテルの差はやや広がって1.3秒。また、6番手スタートのジェンソン・バトン(マクラーレン)がシューマッハを抜いて3番手に浮上。ハード側のタイヤを装着している可夢偉は、タイヤ戦略の異なるチームメート、セルジオ・ペレスを先行させている。

15周目終了時、4番手シューマッハが1回目のピットストップ。ソフト側のタイヤからソフト側へ交換し、8番手でコースへ復帰した。トップのアロンソはベッテルとの差をさらに広げ、16周目終了時には2.2秒になっている。

18周目終了時、トップのアロンソが1回目のピットストップを行い、2番手でコースへ復帰。アロンソはソフト側からハード側のタイヤへ交換した。次の周にはバトン、その翌周にベッテルもピットストップを行い、上位勢で1回目のピットストップを終えていないのは3番手の可夢偉のみになった。

22周目終了時、可夢偉がピットイン。可夢偉はピットアウト直後にパストール・マルドナード(ウィリアムズ)を抜いて10番手に。目の前にはポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)も走っている。そして25周目、可夢偉はディ・レスタも抜いて9番手になった。

29周目、ベッテルがアロンソとの差を縮め、1秒以内に迫ってDRSを使える距離に。また、32周目までに可夢偉がマーク・ウェバー(レッドブル)を抜いて7番手に浮上。3番手のバトンが2番手ベッテルまで3秒以内に接近している。

35周目、序盤にパンクして順位を落としたルイス・ハミルトン(マクラーレン)がピットアウト後、周回遅れとしてトップグループの中で走行。ピットアウト直後でタイヤの状態がいいハミルトンはベッテルを抜いたが、優勝争いをしているベッテルが手を振り上げてハミルトンに抗議した。

ハミルトンとベッテルがバトルをしているすきに、アロンソがベッテルとの差を広げ、約2秒になった。しかし、アロンソの直後にハミルトンがつけている。また、可夢偉がすでにペレスを抜いて4番手浮上。可夢偉はアロンソとほぼ同じペースで周回を重ねる。

41周目終了時、アロンソとベッテルが同時にピットイン。アロンソはトップのままコースへ戻ったが、ベッテルは1周前にピットインしていたバトンの後ろ、3番手でコースへ復帰した。43周目終了時には可夢偉が2回目のピットストップへ。可夢偉はヒュルケンベルグのすぐ後ろ、7番手でコースに戻った。そして、45周目には可夢偉がヒュルケンベルグを抜いて6番手に浮上し、ファステストラップを更新しながら5番手シューマッハを追っている。

49周目、可夢偉が再びファステストラップを更新しながらシューマッハを追撃。52周目終了時、シューマッハが3回目のピットストップを行い、可夢偉が5番手に浮上。4番手を走るキミ・ライコネン(ロータス)とは、53周目終了時で9.4秒。ラップタイムは可夢偉の方がコンマ数秒速い。

61周目、ペースの落ちていたベッテルが再びペースを上げ、バトンまで約1秒に迫ってきた。そして66周目、ベッテルがバックストレートでDRSを使い、ヘアピンの立ち上がりで縁石の外側からバトンを抜いて2番手に浮上。しかし、ベッテルはコース外からバトンを抜いたため、この件が競技委員の審議対象になっている。

バトンとベッテルがバトルを繰り広げたこともあり、アロンソがややリードを広げることに成功し、そのままチェッカーフラッグ。ランキング首位に立つアロンソが今季3勝目を記録した。また、可夢偉は自己最高タイとなる5位でゴールしている。2位から10位までの結果は次のとおり。

2位セバスチャン・ベッテル(レッドブル)、3位ジェンソン・バトン(マクラーレン)、4位キミ・ライコネン(ロータス)、5位小林可夢偉(ザウバー)、6位セルジオ・ペレス(ザウバー)、7位ミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)、8位マーク・ウェバー(レッドブル)、9位ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)、10位ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)までがポイントを獲得した。

F1第10戦ドイツGP終了後ランキング
【結果】F1第10戦ドイツGP決勝、各ドライバーのタイム、タイム差など
F1第10戦ドイツGP決勝の結果

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック