メルセデスAMGのミハエル・シューマッハが18日(水)、F1での「タイヤ戦争」復活を求めた。
『Auto Bild(アウト・ビルト)』は今週、F1の統括団体であるFIA(国際自動車連盟)の会長ジャン・トッドが、フランスのタイヤメーカー、ミシュランのF1復帰を望んでいるとのうわさを伝えていた。
しかし、ミシュランはタイヤメーカー間の競争が認められない限りはF1への復帰はないとすでに表明している。
各F1チームなどが政治問題などを話し合うために発足させたFOTA(フォーミュラ・ワン・チームズ・アソシエーション)がシュトゥットガルトで18日に行ったファンイベントへ出席したシューマッハは、複数のタイヤメーカーによる競争を望むと語った。
その理由についてシューマッハは「そうしたらまともなタイヤで走れるからさ」と説明している。今シーズン序盤、シューマッハはピレリのタイヤを「生卵の上で走っているみたいだ」と評していた。
また、シューマッハはF1の年間レース数が20を越えることには賛成であることも認めている。
「ブンデスリーガ(ドイツのサッカーリーグ)の試合はシーズンに34回くらいあって、テレビでも放映されているのだから、F1が拡大する余地は十分あるだろう」とシューマッハは発言した。