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セバスチャン・ベッテル、7月の初勝利を目指す

セバスチャン・ベッテル（レッドブル）にとって、7月は相性がよくないようだ。

これまで2度F1タイトルを獲得し、通算で22勝をあげているベッテルだが、不思議なことに7月に開催されたレースでは1度も優勝を飾ったことがない。

「今では7月になると、さらにプレッシャーがかかるよ」とベッテルも冗談を飛ばしている。

今年も昨年同様、7月に3レースが行われることになっているが、今年の7月最初のレースであったイギリスGPではベッテルのチームメートであるマーク・ウェバーがレースを制しており、またもベッテルは優勝を逃している。そして今週末のドイツGPはベッテルにとってのホームレースだ。さらに、来週末のハンガリーGP（7月29日決勝）は、ベッテルが7月に優勝を果たすための3度目のチャンスとなる。

「もし（ドイツGPで）優勝できなかったら、もういちど挑戦できるといいね。7月中（の優勝）にね」と笑いながら話すベッテル。

しかし、ベッテルは自身にとってのホームレースとなる今週末のドイツGPで勝つことが、ほかのレースでの優勝よりももっと重要だというわけではない、と次のように続けた。

「（ドイツGPも）ほかのレースと同じだよ。確かに特別なレースではあるけれど、ホームレースで勝ったからっていつもよりたくさんポイントがもらえるわけじゃないからね」