自身も41歳のときにF1で勝利を飾った記録を持つ元F1チャンピオンのナイジェル・マンセルは、ミハエル・シューマッハは44歳となった後もまだレースを続けていけると考えている。
過去7度F1チャンピオンに輝いた実績を持つシューマッハだが、現在のメルセデスAMGとの契約は今シーズンいっぱいで切れることになっている。シューマッハが契約を更新し、来シーズンも現役を続行するかどうかが来年度のドライバー市場のカギを握るものと考えられている。
1992年度のF1チャンピオンであるマンセルは、シューマッハについてオーストリアの『Servus TV(セアヴスTV)』に次のように語っている。
「シューマッハはまだ(F1で)ドライブするのを楽しんでいるようだ。予選でトップタイムを記録したし、バレンシア(ヨーロッパGP)では3位にもなった。彼はまだ速いよ」
「もし彼がそうしたいと思い続けているのなら、まだしばらくの間は(F1に)いるだろうね」
では、シューマッハはどうすべきかと問われたマンセルは次のように答えた。
「それは、ミハエルとメルセデスに聞くべき質問だね」
そのシューマッハは先週インタビューに答えているが、そこには来年もF1を続けたいと思っているということを強くうかがわせるヒントが含まれていると解釈されていた。
だが、シューマッハ本人はこのほど『SID通信』に対し、次のようなコメントを行っている。
「僕が言ったことがいろんな風に解釈されるのには慣れているよ。でも、それは単に解釈であり、推測に過ぎないんだ」
「そのときが来たら、チームと一緒に決断を下し、そして発表するよ」
しかし、シューマッハは次のように続け、また新たなヒントを残している。
「僕たちは今(勝てるチームを)築き上げている段階なんだ。それはものすごくワクワクすることだし、そこに加わっていることを楽しんでいるよ」
「自分の情熱のために100%集中できることは素晴らしいよ」