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2012年F1のクラッシュキングは?

2012年07月18日(水)10:38 am

ドイツ誌『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』によると、今年のF1で最もクラッシュが多い「クラッシュキング」はロメ・グロジャン(ロータス)とパストール・マルドナード(ウィリアムズ)の2人であるようだ。

記事には、グロジャンの場合、もしもクラッシュがなければ、現在ランキングで6位につけているニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)の前に立っていたかもしれないとある。

これまでのグロジャンの戦いぶりを見てみると、オーストラリアGP(開幕戦)においてはマルドナードと、マレーシアGP(第2戦)においてはミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)と、スペインGP(第5戦)においてはセルジオ・ペレス(ザウバー)と、それぞれ接触事故を起こしている。またモナコGP(第6戦)とイギリスGP(第9戦)では、スタート直後のグロジャンの挙動を発端に混乱が生じていた。

F1ジャーナリストであるミハエル・シュミットは「すべて合わせると、グロジャンは18ポイントも多く獲得することができていたかもしれない」と述べている。

マルドナードの方は、もっと損をしているようだ。

オーストラリアGPでは単独クラッシュを喫したものの、マレーシアGPではチームメートのブルーノ・セナと、モナコGPではペドロ・デ・ラ・ロサ(HRT)と、ヨーロッパGP(第8戦)ではルイス・ハミルトン(マクラーレン)と、イギリスGPではペレスと接触事故を起こしている状況だ。

ペレスはマルドナードについて、次のようなコメントを残している。

「彼はほかのドライバーに対して敬意を払ってなどいないんだ。なぜレース競技委員は彼に対してもっと厳しい行動を起こさないのだろう」

「僕たちは命を懸けてレースをしている。競技委員が何か行動を起こさない限り、彼は誰かにケガさせてしまうかもしれない」

なお『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』の計算によれば、上記のクラッシュによって、マルドナードは45ポイントを失ったとのことである。ちなみに、今シーズンのマルドナードがこれまでに獲得したポイントは、29ポイントだ。

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