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ロメ・グロジャン「予選で2列目までならきっと勝てる」

2012年07月16日(月)16:56 pm

ロータスのロメ・グロジャンが、ホッケンハイムリンクで開催されるドイツGP(22日決勝)に向けて意気込みを語った。

Q:ホッケンハイムに向けて、何か考えはありますか?

グロジャン:何度かレースをしたことがあるから、ホッケンハイムのことは気に入っているよ。実は2003年にフォーミュラ・ルノー1.6で初めてレースにデビューしたサーキットがホッケンハイムなんだ。それからフォーミュラ3では、8回レースをしたことがある。ユーロF3では年に2回行っていたからね。だから多少なりともいい思い出もあるし、また訪れることを楽しみにしているよ。

グロジャン:追い抜きをするいいチャンスがありそうだから、もし最前列からスタートすることができなくても、チャンスを生み出せる優れた戦略を練っておいた方がいいね。僕としては、追い抜きをするチャンスはけっこうあると思うんだ。DRS(空気抵抗低減システム/可変リアウイング)を使える区間とかを確認する必要があるけど、サーキットのレイアウトを見てみるとたくさんの追い抜きがありそうだ。それに、ホッケンハイムでのレースはいつも興味深い内容だからね。

グロジャン:いいレースをして、力強い結果を持ち帰れる自信があるよ。チームは懸命に働いていて、予選でのパフォーマンスを向上させるための解決策を見いだしつつある。シルバーストン(前戦イギリスGP)は、寒かった上に(雨で路面が)ぬれていたから、予選のセッションが難しくなった。それでも、(予選最終セッションの)Q3にまで進出することができた。Q3は走ることができなかったけどね。きっとホッケンハイムは僕たちに向いているさ。

Q:雨でも晴れでもクルマに満足していますか?

グロジャン:すべてが順調だけど、どのみち天気を変えることなんてできない。でも、正直言ってバレンシア(ヨーロッパGP開催地)みたいな天気が好みだよ。毎日晴天だからね! どの(ヘルメットの)バイザーを装着するとか、どの服を着るかとか心配しないで済むんだ。暑くなることは分かっているし、僕は太陽が好きなんだ。まあ、どうなるか見てみよう。真夏の天気であることを願うよ。

Q:確かにシルバーストンでのレースは晴天に恵まれることはありませんでしたね。

グロジャン:とても長い週末だった。すごくぬれていたけど、最終的には(路面が)乾いた。いいことも悪いこともあったけど、カナダGPに並んで、僕にとってベストと言えるレースのひとつだったと思う。ほとんど最後尾から6位にまで順位をばん回できたんだから最高だったね。

グロジャン:クルマは素晴らしくよく機能していたし、タイヤに関しては誰もできないだろうと思っていたような使い方を、今回もやり遂げることができた。これはとてもいいことだ。今度はすべてをうまくまとめ上げる必要がある。ずいぶんそう言い続けているけど、きっとそうなるって自信があるよ。予選で健闘して、前の2列までにつけることができたら、きっと勝てるさ。

Q:最初の周でウイングにダメージを負いましたが、どのように思いましたか?

グロジャン:かなり早い段階で気がついたし、エンジニアも目撃していた。だから早めにピットへ入るという正しい判断を下すことができた。でも、それからのレースは簡単にはいかなくなると分かっていたよ。順位をばん回するために攻めなくちゃいけなかったし、時間を取り戻す必要があった。

グロジャン:でもその一方で、もし僕がタイヤをダメにしてしまったら、ありきたりの3回タイヤ交換の作戦になってしまうし、そうなったら僕のレースが台無しになってしまっていた。だから、楽ではなかったよ。でも、ここでも僕たちはタイヤに対してとても優しかったし、クルマはとてもよく機能していた。乾いた路面であまり走ることができなかったことを考えれば、本当に良かったよ。

Q:タイヤに優しくしていたと言いましたが、レース中の最速タイムを記録しています。

グロジャン:そこがミソなんだ! 大事なことは、タイヤを傷めることなく速く走ることなんだ。クルマはもちろんのこと、自分のドライビングスタイルとかも含めた、いくつかの要因が重なり合っているんだよ。

Q:今シーズンの折り返し地点に来ています。シーズンの前半戦を終えて、自分の仕事に対してどのような点数を付けますか?

グロジャン:そうだね。僕は完ぺき主義者だし、いつでもより良い結果を求めている。すべてのことを正しくやれた訳じゃないから、100%満足しているとは言えないね。でも今年が初めてF1にフル参戦しているシーズンでもあるけど、すでに2回表彰台に上る経験をして、今じゃ初勝利に向けての話をしている。

グロジャン:そして、(リタイアに追い込まれた)3回のマシントラブルが発生していなかったらどうなっていただろう。同時に、善戦できたレースにも目を向けている。最高の追い抜きを決めて、チャンピオンと戦うことができたシルバーストンのようなレースにね。だから、10点満点中7.5点ってとこかな。

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