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キミ・ライコネン「最大限のスピードを引き出しつつある」

2012年07月16日(月)16:54 pm

ロータスのキミ・ライコネンが、ホッケンハイムリンクで開催されるドイツGP(22日決勝)に向けて意気込みを語った。

Q:ホッケンハイムで成功を収めるためのすべてはそろっていますか?

ライコネン:そうだね。僕たちにはいいクルマがあるし、タイヤのこともよく理解している。僕たちは速くてうまくレースを戦えることを証明してきた。だから、また表彰台を賭けて戦えない理由は見当たらないよ。

Q:過去を振り返ってみると、ドイツは相性が良くないようです。なぜでしょうか?

ライコネン:分からないけど、前世で何か悪いことでもしたのかな? ドイツでのレースはいつも楽しんでいるんだけど、いつも運に見放されていて、僕が勝ちそうになるといつも何かが起こるんだ。これまでに(ドイツで)4回ポールポジションを取っているから、ドイツで僕が速いってことは証明済みだけど、6回のリタイアは望んでいた結果ではないね。

Q:今までにドイツで15回レースを戦っていますが、いまだに勝ったことがありません。それがドイツでのレースをより挑戦的なものにしていますか?

ライコネン:そうでもないよ。そのレースはそのレースに過ぎない。それに、どんな時でもベストを尽くそうとするでしょ。

ライコネン:過去にドイツのレースで思い通りに進んだことは1回もない。ホッケンハイムとニュルブルクリンクのどちらのサーキットも、僕に対してそんなに甘くないことは確かだ。どっちも気に入っているし、いつも競争力があるんだけどね。きっと今年はうまくいくさ。

Q:シルバーストン(前戦イギリスGP)でのレースを振り返ってみます。E20(ロータスの2012年型車)はいい仕上がりになっていましたか?

ライコネン:僕たちはハード側タイヤで速さを発揮していた。特にレースの終盤でね。

ライコネン:レース中ずっと思いっきり走れなかったのは、本当に残念だったね。不運なことに遅いクルマの後ろで長い間つっかえていて、前が開けるまで全開で走ることができなかったんだ。終盤はフェリペ(マッサ/フェラーリ)に接近することができたけど、順位を上げるのに十分な周回は残されていなかった。クルマには本当に満足していたよ。週末を通して感触は良かったし、確実にクルマから最大限のスピードを引き出しつつある。

Q:ホッケンハイムを速く走るためには何が必要でしょうか?

ライコネン:ここではクルマによって状況がまったく異なってくるんだけど、幸いにも僕たちにはいいクルマがある。コーナーからの立ち上がりで力強い加速力が必要だ。そして、もしリアのグリップが不足していたら、上位争いに挑むだけのペースをクルマから引き出すのが難しくなるね。

Q:予選で上位につけることは、どれ位重要でしょうか?

ライコネン:僕がホッケンハイムでレースをしたのは2008年が最後なんだけど、その時は追い抜きがすごく難しかった。もっと難しいサーキットもいくつかあるけど、全然簡単じゃなかったよ。でも今年のタイヤ、KERS(運動エネルギー回生システム)、それにDRS(空気抵抗低減システム/可変リアウイング)のことを考えると、今年は追い抜きが簡単になるかもしれない。特にライバルたちよりもタイヤをうまく使いこなせたらね。

ライコネン:ホッケンハイムでは予選がすべてという訳ではない。だけど、上位からスタートできて前にクルマがいなかったら、間違いなくレースは有利に展開するだろうね。

Q:では、上位からのスタートと、前にクルマがいない状況のほかに、ドイツで望んでいることは何かありますか?

ライコネン:暑い天気になってくれたらうれしい。いつもホッケンハイムはとても暑くて、みんなタイヤの消耗で問題を抱えるんだ。僕たちのクルマが暑い天気にとても向いているのは間違いない。E20は高い気温を好んでいて、ロングラン(一度に多くの周回を重ねること)でもタイヤにそれほど厳しくないんだ。本当に夏らしい天気のホッケンハイムになるといいね。

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