2013年以降に向けた新コンコルド協定の締結が近づいてきている。
コンコルド協定とは、F1チームとF1の商業権管理会社FOM(フォーミュラ・ワン・マネジメント)、そして統括団体FIA(国際自動車連盟)の3者によって結ばれている協定で、F1の運営方法や収益の分配方法などが規定されている。現行の協定は2012年末が期限となっており、メルセデスAMGが新協定での商業収入分配に難色を示すなど、新協定締結に向けた交渉に注目が集まっていた。
英紙『Daily Mail(デイリー・メール)』に新コンコルド協定の進展について聞かれたエクレストンは、「全面的合意」という言葉を使い、各チームとの交渉が順調であると語った。
「いま弁護士と話しているところだ。なんでこの言葉を使った、あの言葉を使ったとね。まあ、典型的な弁護士たちさ」
「でもすべて順調だ。商業面での折り合いはついている」
エクレストンによると、次のステップはF1の技術面に関するルールの話し合いになるそうだ。
「それはチーム間で話し合われるべき事項だ。全チームでなくてもかまわないがね」
「資金を調達するのはFIA(国際自動車連盟)ではなく、あくまでも彼らなんだ」
「地位を確立しているチームが今後の方針を決めることになるだろう。フェラーリ、マクラーレン、レッドブル、メルセデスAMG、そしておそらくウィリアムズといった古株たちがね」とエクレストンは話している。