フェラーリ会長「F1イギリスGPでは重要な結果が得られた」
先週末に開催されたイギリスGPにおいて、フェラーリはフェルナンド・アロンソが2010年のシンガポールGP以来となる久々のポールポジションを獲得すると、決勝でも終始レースをリード。最後はレッドブルのマーク・ウェバーにかわされてしまったものの、フェラーリが十分にその強さを取り戻したことを示す走りを見せた。また、チームメートのフェリペ・マッサも予選5番手につけ、決勝でも安定した走りで順位を上げて今シーズンここまでの最上位となる4位入賞を果たしている。
イギリスGP後のフェラーリチームは、最後の最後にウェバーにトップの座を奪われたことで、少々苦々しい思いが残ったものの、2人のドライバーによって合計30ポイントを獲得するという今シーズンここまでで最高の結果を残したことを喜んだ。また、クルマの改良についての確かな手ごたえを得たことで、今後に向けてさらに高い望みをもって臨もうという機運が高まっているようだ。
フェラーリ会長のルカ・ディ・モンテゼモーロは『ferrari.com』に次のようなコメントを寄せている。
「昨日の結果はとても重要なものであり、前日の素晴らしいポールポジションに続いてのものだ」
「F1選手権において最近のわれわれは、どのようなコンディションでも、またすべてのタイプのサーキットにおいて競争力があることを示した。今シーズンが始まった頃のことを思えば、われわれは非常に大きな進歩を遂げた」
「だが、われわれはこれからも懸命に仕事に取り組み続ける必要がある。まだ最高のクルマを手に入れるまでには至っていない。われわれはフェラーリだ。そしてわれわれの唯一の目的は、すべてのサーキットで最速のクルマを作り上げることでなくてはならない」
また、モンテゼモーロは2人のドライバーを称賛し、次のように続けた。
「フェルナンドは、久々にフェラーリをポールポジションに導くという素晴らしい予選の後、決勝でも素晴らしい走りを見せてくれた。また、フェリペについてもとてもうれしく思っている。彼は週末を通じてとても速く、ハードに攻め、しかも安定していた。それは彼にとっても、われわれにとっても非常に重要なことだった。彼が稼いでくれたポイントがあったことで、われわれがチーム別ランキングの2位に浮上することができたのだからね」
「私はフェラーリのみんながここまでにやってくれた仕事を誇りに思う。だが、私は今シーズン残りのレースでわれわれがさらに素晴らしいことを成し遂げられると確信しているし、さらに大きな誇りを抱くことができるだろう」
