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イギリスGPの覇者マーク・ウェバーに明るい未来

2012年07月10日(火)10:15 am

マーク・ウェバー(レッドブル)が大混戦模様で2012年シーズンの2勝目を挙げたことによって、将来に関する憶測合戦がさらに激しくなった。

8日(日)のイギリスGPでは、ウェバーはレッドブルと新たに契約を延長するか、フェラーリへ電撃移籍するといううわさで持ちきりになっていた。

そのウェバーはレース終盤でトップに躍り出てそのままイギリスGPを制し、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)に続いて今シーズンで2回の勝利を挙げた2番目のドライバーとなった。これによってドライバーズランキングのトップの座も視界に入ってきたと同時に、ウェバーは(フェラーリの)赤いユニフォームを来シーズン身にまとっているだろうという憶測に拍車がかかった。

そのうわさを聞きつけたアロンソは「少し背を高く見せるために、靴底に何か仕込まないとね」と笑っていた。

だがアロンソは「フェリペ(マッサ/チームメート)に心から満足しているよ。今日も再び彼は自分のできるパフォーマンスのレベルを、特に混乱もない通常のレースで披露したよね」と語り、「チームがどのような決断を下すか見てみよう」と以前と同じ主張を繰り返している。

当のウェバーは、シルバーストン(イギリスGP開催サーキット)でレース終盤にアロンソを抜き去って首位を奪い取ったことや、F1で賭けを行なっているブックメーカーの間でウェバーがタイトルを獲得することに対しての賭け率が低くなったことが、自身の将来に何の影響も及ぼすことはないだろうとご機嫌の様子だ。

「今、自信の度合いが低いってことはない」とウェバーはほほ笑み、「順風満帆だよ」と語った。なおウェバーは昨シーズンを圧倒的な強さで席巻したチームメートのセバスチャン・ベッテルに対して現時点で16ポイントの差をつけてリードしている。

レッドブルチーム代表のクリスチャン・ホーナーにしてみれば、ウェバーと腰を据えて契約更新についての話し合いのペースを引き上げることが急務になった。ホーナーは「2週間以内に」それが行われると述べている。

『Sun(サン)』紙は「われわれはマークと素晴らしい関係を築いている。そして、彼は来年もこのチームに残りたいと願っていると思う」というホーナーのコメントを掲載している。

そして「マークに関するあらゆることは、かなりシンプルだ。今シーズンがレッドブルでの7シーズン目で、彼はF1でのすべての成功をこのチームで収めてきた。われわれとしても、今後もそれが継続していくのを見ていたい」と、チームとしてウェバーが残留することを望んでいることを言い表した。

ホーナーは「フェラーリ移籍について、うんざりするほどのうわさがあるのは仕方のないことだ」と認めたうえで、「しかし、マークは私に、とても満足しているというあらゆるサインをしめしてくれている」とウェバー残留に自信をのぞかせていた。

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